ファーウェイ通信 第44回
コンデジよりもファーウェイ製スマホが便利、そして高画質!!
HUAWEI P9/HUAWEI Mate 9を持ち歩いてLeicaダブルレンズカメラを使いこなす!
2017年03月22日 11時00分更新
Leicaダブルレンズカメラならではの魅力である
ワイドアパーチャ撮影
さて、ここからは実際の作例などをもとにダブルレンズカメラの実力を見ていこう。
このダブルレンズカメラならではの撮影機能としては、F値0.95~16という範囲のデジタル絞りにより実現する「ワイドアパーチャ撮影」が挙げられる。スマホのカメラは一眼レフカメラなどと比べるとセンサーサイズが小さいため、焦点の合った部分以外をきれいにボケさせた写真を撮るのは仕組み的にどうしても難しい。それが、ワイドアパーチャ撮影ではピントの合った部分はくっきりと、それ以外はボケて写るという一眼レフカメラのような写真が撮影できるのだ。
ワイドアパーチャ撮影で撮った写真は、撮影後にギャラリーで確認するとアイコンが表示されている。それをタップすると、撮影後であっても自由に焦点や絞りを変更できる。これにより、撮影はサッと済ませて、あとで時間のあるときにいろいろと試してみるということも可能なのだ。
この調整作業は、写真の好きな位置をタップしてスライドバーで絞りを変更するだけなので、難しい操作は一切ない。初心者でもしばらくの間、いろいろと触っていればコツを掴めるはず。また、絞りを変更することで写真がどう変わってくるのかということを手軽に試して学べるため、撮影の上達にも役立つだろう。
PROモードの活用でさらにワンランク上の写真を狙おう!
ワイドアパーチャ撮影の次に使いこなしたい機能は「PROモード」だ。これは、ISO感度やシャッタースピード、露出補正、AF切り替え、ホワイトバランスの設定が可能な撮影モード。これを使えば、たとえば動きの速い被写体を撮るためにシャッタースピードを上げるなど、被写体や撮影状況に合わせた最適な設定で撮影ができる。
といっても、デジカメでマニュアル撮影に慣れた人ならともかく、初心者には少し敷居が高いように感じるかもしれない。その場合は、とりあえずホワイトバランスを変えてみるのがオススメ。下の作例のように、写真の雰囲気を大きく変えることも可能で、使い方によってはアートな雰囲気の写真を撮ることもできる。
またもう1つ、ぜひ使ってみてほしい機能は水準器だ。これに、通常モードでもオンにできるカメラグリッドを組み合わせれば、水平・垂直を適切にして撮影が行なえる。これだけで案外ビシッと決まった写真になることが増える。
なお、PROモードでは、撮影画像をRAW形式で保存(JPEGとの同時保存)することも可能になっている。現像アプリを使って、撮影後にさらにこだわった絵作りをしても楽しい。
モノクロセンサーを搭載する両機のダブルレンズカメラは、モノクロ写真の美しさも特徴的だ。モノクロで印象的な写真を撮るには、被写体選びも重要。歴史的な建物や昭和を感じさせる風景などとは特に相性がいい。また、ガラスや鏡など映り込みがあるモノが構図に入るように工夫すれば、非日常的な写真になることも多い。

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