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T教授の「戦略的衝動買い」 第415回

ICT系とは逆のプチゴージャス系! 「MICHAEL KORS」スマートウォッチを衝動買い

2017年02月01日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ベルト形状にはコダワリを感じる部分も

そんなところは真似しなくていいのに、マグネット式充電ケーブルはどこかのメーカーによく似た、手間の掛かった収納で出荷されている

そんなところは真似しなくていいのに、マグネット式充電ケーブルはどこかのメーカーによく似た、手間の掛かった収納で出荷されている

15年くらい前から数多くのスマートウォッチもどきを使ってきたが、ディラン(左端)はゴツめの普通のアナログウォッチに近い

15年くらい前から数多くのスマートウォッチもどきを使ってきたが、ディラン(左端)はゴツめの普通のアナログウォッチに近い

 筆者の購入したモデルは、スマートウォッチとしては珍しいローズゴールド系の金属ベゼルを採用し、シリコンラバーの黒ベルト。

 リュウズのトップにはMICHAEL KORSの頭文字である「MK」の刻印があり、全体的なデザインは先行するクロノグラフ・クォーツ式のディランをほぼそのまま引き継いだスタイルだ。

アナログウォッチと同様シリコンベルトの形状には独特のコダワリがあるようだ。ディランのベルトもそうだが、一般的にシリコンベルトはすぐにホコリが付着してしまう。ホコリの付着しないシリコンベルトを発明したら偉大だ

アナログウォッチと同様シリコンベルトの形状には独特のコダワリがあるようだ。ディランのベルトもそうだが、一般的にシリコンベルトはすぐにホコリが付着してしまう。ホコリの付着しないシリコンベルトを発明したら偉大だ

 シリコンベルトの留穴のある末端側は山型に盛り上がっており、ベルトの緩みを容易に許さない物理的構造を採用している。

Android Wear搭載のスマートウォッチなので
事前に接続設定が必要

普通の腕時計と違って、スマートウォッチにはスマホと繋いで行なう設定という面倒な事前作業が必要だ

普通の腕時計と違って、スマートウォッチにはスマホと繋いで行なう設定という面倒な事前作業が必要だ

最初の作業はBluetoothでスマホとスマートウォッチを接続することだ

最初の作業はBluetoothでスマホとスマートウォッチを接続することだ

 外観を見た感じはMICHAEL KORSのアナログクォーツ式ディラン腕時計とほとんど同様だが、スマートウォッチであるディランは一般的なGoogleスマートウォッチと同様、使う前に事前の設定が必要だ。

自動的に行なわれるが、無線接続のあとに続いて“更新作業”がしばらく続く

自動的に行なわれるが、無線接続のあとに続いて“更新作業”がしばらく続く

アプリ間の同期とお知らせの設定作業が終了すれば、設定は終わりだ

アプリ間の同期とお知らせの設定作業が終了すれば、設定は終わりだ

 基本的な事前設定は、Bluetoothによるスマートフォンとのリンク、更新情報の確認と対応。そして最後がスマートフォンとのアプリ同期とお知らせの設定というお決まりの内容だ。

MICHAEL KORSのロゴが12時位置に入った文字盤が表示されて設定作業は終了する

MICHAEL KORSのロゴが12時位置に入った文字盤が表示されて設定作業は終了する

 最終的に設定作業の終了したディランは、MICHAEL KORSロゴ入りのオリジナルの文字盤にひとまず設定される。同社のクロノグラフ・クォーツウォッチと同様、文字盤上の3時、6時、9時の位置に3つのインダイアル・データ表示エリアが設定される。

 3つのインダイアルには、ユーザーの好みに応じて、お天気や気温、バッテリー残量、カレンダーなどを選択表示可能だ。

現在、筆者がメインに使用しているディラン(左)とAppleWatch(右)。重量は2倍も違う

現在、筆者がメインに使用しているディラン(左)とAppleWatch(右)。重量は2倍も違う

最近の液晶はどこも見やすくなってきたが、MICHAEL KORSの文字盤も直射日光を受けても視認性は高い

最近の液晶はどこも見やすくなってきたが、MICHAEL KORSの文字盤も直射日光を受けても視認性は高い

 筆者が現在使用しているAppleWatchは文字盤全体がスクエアであり、データ表示エリアが丸く配置された時刻インデックスの外側に配置されているので、よりスマートウォッチらしく感じてしまう。

 一方、MICHAEL KORSのディランはそういう観点ではよりアナログウォッチに近いイメージだ。残念なのは、スマートウォッチのほかのメーカーの商品にも時々見られるが、時刻位置で5時から7時の間の部分が弓形に文字盤が欠けてしまっていることだ。

 弓形の欠落は、操作で多用する下から上へのフリック位置を明示的に示す目的があるのかもしれない。しかし伝統的なアナログ腕時計とルックスを徹底的に酷似させ、同時に一般的なノンIT系の人のためのファッショナブルなスマートウォッチを目指しているなら、欠けた液晶文字盤は致命的なデザインかもしれない。

 文字盤表示はほかの既発売のスマートウォッチと同じく、しばらく放置すると省エネルギーモードに入り、文字盤画面の照度を自主的に落とすが、画面タッチすることやリュウズをプッシュすることで標準的な明るい文字盤表示に復帰する。

 文字盤表示の形式には関わらず、直射日光下でも時刻の視認性はまったく問題なかった。

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