このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

Webディレクター、CMSユーザー、エンジニアの3人が座談会で熱く語る

WordPressの悩み、KUSANAGI搭載のエクスクラウドで解消できるか?

2016年12月15日 11時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●曽根田元

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

遅い、攻撃が怖い、使うのが難しいを解消するKUSANAGIホスティング

オオタニ:ということで、性能やセキュリティ、使いやすさということだと、いかにもタイアップっぽくて恐縮ですが、NHNテコラスの小柳津 純さんにエクスクラウドのWordPressホスティングについて説明してもらいましょう。

小柳津:はい。みなさんお話ししていただいたような、遅い、セキュリティが心配、使うのが難しいというWordPressの悩みを解消するのが、エクスクラウド(EX-CLOUD)のWordPressホスティングです。高度にチューニングされたWordPressの仮想マシンであるKUSANAGI(プライム・ストラテジー社製)をデフォルトで搭載しており、プラグインの脆弱性にも有効なWAFを標準で提供していますので、高い性能とセキュリティを実現しています。

オオタニ:KUSANAGIってさまざまなプラットフォームで動作するということですが、エクスクラウドのKUSANAGIホスティングのメリットはなんでしょうか?

小柳津:KUSANAGI自体はわりと玄人向けに作られているので、設定にはコマンド操作が必要になります。

オオタニ:竹下さんには難しいということですね(笑)。

竹下:最近はけっこう大丈夫なんですよ(笑)。

小柳津:その点、弊社はプライム・ストラテジーさんと共同開発しまして、いわゆる黒い画面でコマンド叩かなくても、WordPressのログイン画面にたどり着くようユーザーインターフェイスを設計しています。なので、知識の乏しい人でも、KUSANAGIで高速チューニングされた状態のWordPressをすぐに使えますよというのがコンセプトです。

NHNテコラス小柳津さんの説明に聞き入るお3方

菱川:KUSANAGIがすごいのは、キャッシュプラグインなしでも速いということです。

竹下:それって、体感できるくらい速いんですか?

小柳津:弊社でも実際に検証してみたんですけど、10倍くらい出ます。

竹下:10倍!

小柳津:なので、管理画面使うだけで、体感できると思います。あれは速いです。

濱田:実はKUSANAGIについては以前調べたことがあったのですが、基本的なことをきちんとやっているだけで、あれだけ速くなるのはすごいなあと思いました。自分でやろうと思ったら、手間も時間もかかるので、パッケージ化されているのはいいですね。

オオタニ:確かKUSANAGIって標準技術しか使ってないんですよね。

小柳津:はい。あとはセキュリティ面。プラグインの脆弱性やフォームを守るようなWAF機能を標準提供しています。ちなみにこのWAFは、サイバーセキュリティクラウド社の「攻撃遮断くん」の技術提供を受け、弊社独自のWAFとして提供しています。通常、このようなWAFをサービスで利用すると、月額1万円とかけっこうコストがかかるんですが、このサービスではDNSやSSLの設定まで含めて、すべて含んで提供しています。

竹下:SSLが入っているのはいいですね。最近は常時SSLが標準になりつつあるので、「証明書ってなんですか?」みたいな若いコーダーにお任せられるくらい設定や運用が楽だったらいいなと思いますよね。

小柳津:SSLの重要性はわかっているんだけど、時間と手間がかかるので、後回しという方も多いですよね。その点、エクスクラウドはJPRS(日本レジストリサービス)が提供している有料SSLサーバー証明書を標準提供しています。HTTP/2への移行を考えると、どうしてもSSLが標準になるので。

コスト面でもお得なエクスクラウドのWordPressホスティングの魅力

オオタニ:なかなかいいサービスじゃないですか。で、私この台詞言いたかったんですけど、「でもお高いんでしょ?」(笑)。

小柳津:月額2980円のプランがエントリです!

オオタニ:おっ、意外と安い印象ですね。

小柳津:普通は4GBメモリのサーバーだけで、これ以上の料金しますからね。しかもテコラスパートナー制度を活用すれば、さらにお得にご利用いただけます。仮想サーバーのメモリやディスク容量(SSD)によって、4980円、7980円のプランも用意されていて、アクセスが集中したらスペックをそのまま拡張できます。

高いコストパフォーマンスを誇るエクスクラウドのWordPressホスティング

菱川:無停止で拡張できるのは大きいですね。

小柳津:コンテナ型の仮想サーバーを使っているので、無停止で拡張できます。引っ越しの手間もかかりません。

濱田:実際そういうシステムをイチから作るの大変ですよね。

小柳津:はい。AWSもスケールアウトの仕組みありますけど、WordPressのデータベースを同期させたりするのは、けっこうみなさん頭を悩ましていますから。

オオタニ:みなさん、値段的にはどうなんですか? 別に「すぐ買う!」と言ってくれという企画じゃないので、率直な意見を伺いたいのですが。

竹下:正直、小規模案件のお客様だと、レンタルサーバーの価格と比べられてしまうので、速いとか、セキュリティとか、言っても響かないところもあるかも。うちの場合、まずは価格ありきで、あとは事業者の強み、管理画面の使いやすさなどを考え、案件単位で選んでいますので、3桁になったら、検討できますね。

小柳津:実際、毎月4桁は難しいというお客様もいらっしゃいますし、個人やスモールビジネスでそこまで速さが必要ないという方がいるのも理解しています。ただ、案件単価が比較的高いとか、AWSや他社のVPSで月額3000~5000円のサービスを探しているお客様であれば、性能も高くて、WAFやSSLが入っているのはそれなりに魅力的ではないかなと。

竹下:確かに、その規模だと安く感じられるかもしれませんね。

濱田:AWSの場合、サーバーやWAF、SSLなどの料金が積み重なってくるので、私はけっこう安いのではないかと思います。

菱川:パブリッククラウドのマネージドサービスを組み合わせると、月額で数万円規模に行ってしまうので、私も安いと思います。WAFもお客様に提案すると、年間で100万円単位になってしまうので、圧倒的にお買い得です。

オオタニ:菱川さんと濱田さんはお値段的には納得いくんですね。

菱川:そうですね。逆にAWSのマネージドサービスを組み合わせるパターンに比べると、安すぎるので、実力を見せてもらいたいですね。

オオタニ:「見せてもらおうか、エクスクラウドの実力とやらを」ということですね。で、KUSANAGI自体もconcrete5に対応しているということで、今後も楽しみです。

エクスクラウドのWordPressホスティングに期待しています!

(提供:NHNテコラス)

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ