ヒキアゲール装備でスタッフの知恵と勇気が大幅アップ
アスキーストア改善計画、急転直下からの覚醒劇が待っていた!
2016年11月30日 11時00分更新
〈連載目次〉
アスキーストア改善計画もいよいよ運用編に突入……しないの!?
売上減少を救う救世主「ヒキアゲール」の導入により、これまで右肩下がりだった「アスキーストア」の売上も反転急上昇! 2倍・5倍・10倍……いや、20倍だぁ~~!
あとはデータを見ながら、もっと効果の上がる施策を考えて実行すればよし。今年のボーナスは何に使おう! などという夢うつつの時間を過ごすアスキーストア担当の2人……のはずだったが!? 現実はそう甘くない。まさかまさかの落とし穴がここに待ち受けていようとは。
「アスキーストア改善計画」運用開始を前に急展開の覚醒編!
データタグの準備を終え、いよいよ「ヒキアゲール」導入
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アスキーストアスタッフの佐藤。日々の運営に追われ、アクセス解析まで手が回らないと悩む日々
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同じくスタッフの鈴木。ゆるふわ系男子だが、妙に肝っ玉が座っている
佐藤 さっきテモナの中野さんから連絡入ってたけど見た?
鈴木 データ収集用のタグの設定が終わった、ってやつでしょ、見た見た。
佐藤 次は前回の売上対策会議で話したシナリオ通りに「ヒキアゲール」を導入していけばいいんだけど、これから取材なんだよね。
鈴木 あぁ、わかった。いまやってる作業終わったら俺のほうでやっとくわ。
佐藤 よろしく! 取材から帰ってきたら確認するよ。
(そして時は流れ……)
佐藤 ただいま!ってあれ? 鈴木がいない。なんだこのメモ「探さないでください」って一体……。「ヒキアゲール」のシナリオ導入は終わったのだろうか? とりあえずチェックしてみるか。な、何も変わってない! 鈴木のやつ、やらないで逃げたな! 仕方がない、自分でやるかぁ。
(さらに時は過ぎる。こうしたときの時間の流れは速い……)
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佐藤「もうおしまいだあー!」
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鈴木「なるほど、これが『万策尽きた』って奴か」
鈴木 こそこそこそ……ただいま……。
佐藤 す、鈴木ッ! こ、これって――。
鈴木 そうなんだよ。
佐藤 どうしようか。
上司 おっ2人ともいるな。どうだ「ヒキアゲール」の導入は? 順調という感じではなさそうだな。
佐藤 それがですね、ぼくらでは、む、無理でした(泣)
上司 こないだできなかったデータタグ設定はテモナさんに対応してもらったんだろ? あとは商品別ページで「ヒキアゲール」対応すればもうがっぽがっぽですよ! って言ってたじゃないか。
鈴木 そう思ってたのですが、ページが思った以上にいじれないんですぅ~(泣)
佐藤 アスキーストアで使ってる“ECサイト構築用プラットフォーム”、商品ページは自由にいじれると思っていたのですが、じつは設定できる箇所が極端に少なくて、やりたいことができないんです。
上司 そんなにたいへんなシステムなのか? おいおい、もう設定段階で経費かかっちゃってるんだから、いまさら使えませんでした、やめますってわけにはいかないぞ?
佐藤 わかってます。テモナさんに相談してみます……。
さぁ~て、今月の落とし穴は?
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テモナ中野「要チェック!」
1. 最低限ギリギリのスタッフで回していた
ECサイトを運営していると、何かとやらなければいけないことが多い。そのため、新しい取り組みが後回しになったり、途中で止まってしまったりする。現状のサイトに新しい取り組みを導入する場合、業務分担を変更し、最低0.5人/日、その取り組みに専念するスタッフを作りたい。そのためにも、スタッフには余力を持たせることが重要だ。
2. 工数を把握しきれていなかった
新しい取り組みに勢いは大事。しかし、導入に際して必要な要件・情報をきちんと把握する必要がある。導入に必要な工数と導入後の効果予測を検討する際、不明な情報があればあらかじめつぶそう。でないと「こんなはずではなかった……!」ということになりかねない。
往々にしてありがちなのは思い込み。できれば隅々まで検証した上で進めたい。
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