中国新興メーカーのシャオミから久しぶりに物欲の湧く端末「Mi MIX」が出てきました。
ベゼルレスで大画面、しかもハイスペックとあって世界中から注目が集まっています。残念ながら現時点では中国国内のみでの販売。しかし、シャオミの専門店「小米之家」の一部の店舗に行けば実機を見ることができます。
今回は香港に隣接する深センで、11月5日に新装開店したばかりの小米之家に行ってみました。地下鉄からのアクセスも簡単。最新モデルからアクセサリーまで多数のシャオミ製品も展示されています。しかも、英語のできる店員さんもいるようですよ。
ショッピングモールに開店した「小米之家」
シャオミの製品は元々はオンライン販売に特化していましたが、カスタマーセンターも兼ねる「小米之家」を中国各地にオープンし、香港や台湾など海外にも出店を進めています。
最近ではショッピングモールの1Fなど場所のリロケーションも進めていて、気軽に立ち寄れるようになりました。深センの小米之家も深セン地下鉄の科学館駅から直結するショッピングモール「城市市場(City Mall)」に新装開店しました。
City Mallの1階に入ると、すぐに小米之家のロゴが目に入ります。オレンジの「Mi」のロゴが掲げられた店舗は明るく広く、入りやすそう。
遠目に見ても、1ヵ所に人が集まっているのがわかりますよね。さっそく店に向かい、その人だかりのするコーナーをのぞいてみると、そこにあったのが話題の新製品、Mi MIXだったのです。
Mi MIXは超狭額縁の魅力的なファブレット
Mi MIXの写真はネットで見ていましたが、実際に触れてみると、6.4型でベゼルを極限まで無くした大型のディスプレーは美しく見やすく、うっとりしてしまいます。
握ってみましたが、ディスプレーの角に手があたっても誤反応することは無く、操作も問題ありません。
本体はセラミック製なので剛性も高く、耐久性も悪く無さそう。そのセラミック仕上げの背面は若干指紋跡が目立ってしまいますが、ケースに入れることを考えると問題ないでしょう。
ベゼルレスのスマートフォンは、「AQUOS CRYSTAL」がありましたが、ディスプレーサイズがここまで大きいとその存在感は圧倒的で、比べ物にならないかと思います。
デモされていたのは6GBメモリーのモデル、Snapdragon 821と合わせた効果は絶大で、ほかの来客がゲームに講じる姿を横で見ていましたが、動作も全く問題ないようでした。
残念ながら在庫が無かったのですが、もし売っていたらその場で買ってしまいたいくらいでした。
Mi MIXに興奮してあれこれ触っていたら、女性の店員さんが英語で話しかけてきてくれました。
「外国人ですか?」この店員さん、王嘉嘉(Wang Jia Jia、ジアジアさん)はこのお店で唯一英語ができるそうです。しかも日本語も少し勉強したとのことで、簡単な片言の日本語も話してくれました。
「Mi MIXはどうですか? 他の製品もわからないことがあったら聞いてくださいね」と英語で話しかけてくれるジアジアさん。ここで買い物をするときは、彼女を探すといいかも。
「Mi Note 2」「Mi Notebook Air」から「炊飯器」まで
さて、深センのお店はフラグシップストア扱いのようで、ほかにも最新モデルがずらりと並んでいます。
曲面のエッジディスプレーを搭載した「Mi Note 2」ももちろん展示。こちらも来客には人気で、デュアルエッジで持ちやすくなった本体形状をじっくり吟味する姿も。こちらもSnapdragon 821に6GBメモリーモデルがあるなど、Mi MIXに負けじとハイスペックです。
そして、MakBook Airを狙い撃ちしたかのような本体デザインと製品名の「Mi Notebook Air」ももちろん実機が置かれていました。
システム周りの確認やら動作速度、そして本体の質感を確かめたい人は、ここに来て実機に触れてみるのがいいですね。価格は12.5型モデルなら5万円台と価格も手ごろですから、サブのノートを欲しい人にも向いているでしょう。
最近のシャオミはスマートフォン以外の製品にも力をいれています。中でもスマートフォンと連携できる家電はさまざまなものを発表。この炊飯器は開発に日本人が関わったことでも有名です。
上位モデルは999元(約1万5600円)とそれなりの値段がしますが、簡易版なら399元(約6200円)とお手頃価格。ぜひ日本でも発売してほしいもの。
ほかにもヘッドフォンやBluetoothスピーカーなど、ちょっとした周辺機器も多数ラインナップ。なんと乾電池まで売っています。
スマートフォンを買うのはちょっと予算がキツくても、これらの小物なら気軽に買えますね。深センみやげに友人用に買っていくのもいいかも。
ちょっと使いやすそうなのがシャオミのPCバッグ。スマートフォンやPC、タブレットを収納するポケットもついていますし、シックな色合いのデザインも悪くありません。
価格も2000円程度からと結構安く、下手なノーブランドのバッグを買うよりも質感、使い勝手はどちらもよいでしょう。
深セン「小米之家」のある科学館駅の隣の駅、華強路駅は深セン電脳街の最寄り駅でもあります。スマホケース屋怪しいグッズなどを買いに行くついでに、こちらの小米之家にもぜひ立ち寄りたいものです。
また、香港にも小米之家はあるのですが、規模は小さめ。シャオミに興味のある人は、香港に来たついでに深センの小米之家にぜひ行ってみてください。新製品に触れたり小物を買ったりと、国境を越えて訪問する価値は十分ありますよ。
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