認定された修理内容は業者によって異なる
なお、一概に登録修理業者といっても業者によって登録内容には違いがあります。総務省が配布している資料と見ると、アシュリオン・テクノロジー・ジャパン(Asurion Technology Japan)は、型番A1453のiPhone 5s、型番A1586のiPhone 6、型番A1456のiPhone 5c、型番A1688のiPhone 6s、型番A1687のiPhone 6sPlusなどのiPhoneを申請しています。
修理範囲は、表示装置、フレーム、マイク、スピーカ、カメラ、操作ボタン、コネクタ、バイブレータなどと非常に多岐にわたっています。
同社はそのほか、型番SO-02G(Xperia Z3 Compact SO-02G)、型番CRR-L09(Huawei Mate S)などのAndroid端末についても、登録修理業者としてお墨付きをもらっています。
ゲオの場合、申請しているのは型番A1586(iPhone 6)などiPhoneの5機種。申請している修理箇所は、表示装置、フレームなどとなっています。AppBank Storeの場合は型番A1453(iPhone 5s)、型番A1586(iPhone 6)、型番A1688(iPhone 6s)の3機種。申請している修理箇所は、表示装置、スピーカなどです。関係者から聞いたところ、登録修理業者の申請時に資料などを用意する作業が煩雑なので、Appleの保証が切れた機種などを中心に順次申請を進める業者が多いとのこと。ゲオもAppBank Storeもこれから登録機種が増えていくことでしょう。
アシュリオン・テクノロジー・ジャパンの場合は、修理可能箇所がかなり多いので、「それならApple正規サービスプロバイダーになればいいじゃん」と思いますが、Appleの正規サービスプロバイダーもすぐに取得できる資格ではなく、メーカーからの制限も多いことから、登録修理業者の道を選んだのでしょう。
また、ゲオについては狙いは明確ですね。同社は、iPhoneを含む中古スマホの販売も手がけているので、登録修理業者になっておけば販売後の端末の修理まで自社でサポートでき、顧客を囲い込めるわけです。
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