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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第61回

iPhone 7に合わせてノイズキャンセル対応のLightningイヤホンを買ってみた

2016年10月12日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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My JBL Headphoneで細かく設定

細かい設定は専用アプリ「My JBL Headphone」から行なう

細かい設定は専用アプリ「My JBL Headphone」から行なう

 はじめてiPhoneにJBL REFLECT AWAREを接続すると、My JBL Headphoneのダウンロードを推奨される。

 同アプリから細かい調整が可能になるため、ほぼマストな存在だ。接続して音楽を聴くといった部分は特に操作は不要だが、リモコンからノイズキャンセルまたはアンビエントアウェアの設定をしたり、10バンドEQの設定をしたりできる。

 またデフォルトではアナウンス音声が有効化されており、接続やノイズキャンセルオンオフ時などに音声が再生される。

 英語となるが、カンタンなものなので、そのままでもいいし、My JBL Headphoneの設定からオフにしてもいい。

メイン画面。EQ設定とノイズキャンセルのオン/オフ、アンビエントアウェアのレベル設定が行なえる。またアンビエントアウェアは左右のバランスを独立して設定可能と面白い部分もアリ

EQ設定画面。プリセットにはJazzとVocal、Bassが用意されているが、任意のプリセットの登録も可能だ

イヤホンのファームウェアをアップデートということもできるわけだ(ちょっと不思議な感じがして楽しかった)

イヤホンのファームウェアをアップデートということもできるわけだ(ちょっと不思議な感じがして楽しかった)

 デフォルトの状態の音質はというと、JBL的だ。中音と低音は目立つが高音域が埋もれているわけではないといった具合。

 トランペットの伸びが気持ちよくもあるのだが、そのままだとJazzは辛いと思われる。上記のように10バンドEQが用意されているので、好みに調整するといいだろう。

 筆者の場合だと低音側を削って、おおよそフラットな状態にしている。というか、店頭で視聴すると「低音盛りすぎ」な印象を受ける人は多そうなので、アプリをインストールして調整してからの判断がいい。

 筆者はフラットな音が大好きなので、このあたり疑問なのだが、編集ハシモトに聴いてみたところ、そういうトレンドがあるそうだ。

 ノイズキャンセルは、電車の場合では低音がほぼカットされるため、ゴーっという騒音は気にならなくなる。室内であれば空調の音ラインまではキャンセルしてくれるといった認識でよく、リスニング重視のものよりもノイズキャンセルは弱いのだが、アウトドアを重視した作りからするとそのバランスにも納得がいく。

 ノイズキャンセルの部分をiPhone側で処理するため、iPhoneのバッテリーを消費するわけだが、バッテリー使用状況にMy JBL Headphoneが表示されることは少なく、表示されても1%消費といった扱いだった。どちらかというと、接続している間は任意でノイズキャンセルをオフにしないと、延々と処理を実行する仕様を意識しておいたほうがいい。

 また、アンビエントアウェアをオフの状態でもアナウンスは聞こえてくるため、設定変更を頻繁にする必要もないだろう。

 アンビエントアウェアを使用するシーンとしては、歩道を歩いている場合や室内で呼びかけられる可能性があるときになるだろうか。筆者の場合だと、騒音の多い場所で取材をする際に都合がよかったりもしているが、複雑な仕様ではないため、いくつかの場所でテストしてみると、自分に合った設定がすぐに分かるだろう。

邪魔なものがないノイズキャンセルイヤホン

 ノイズキャンセル用外部ユニットを必要としないため、持ち運びが気楽である点がまず大きな魅力といえる。

 音質については、リスニング狙いではなく、カフェや職場、または移動中にノイズキャンセル環境下で音楽を聴きたいといった需要を重視しているため、ハイエンドなイヤホンには負けるが、十分にいい音を出してくれる。

 また、ガジェット的には、ファームウェアアップデートが行なわれる部分も面白い。ミドルクラスのイヤホンの価格帯にあるが、携行性とノイズキャンセル、音質とバランスがいいため、満足行く買い物になる人が多いだろう。まずは店頭で視聴してほしい。

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