次期iPhoneからイヤフォン端子が消滅するというウワサが絶えません。おそらくBluetooth接続か、Lightning接続になるだろうと言われています。Bluetoothはともかく、Lightning接続のイヤフォンとは、一体どのようなものになるのでしょう?
そんな近未来(?)のイヤフォンを、いま実際に試せるのが「REFLECT AWARE(リフレクト アウェア)」です。Lightning端子から電源を受けられるiOS機器のメリットを活かしているほか、ノイズキャンセリング機能も内蔵しています。
果たしてLightningイヤフォンの使い心地はどうなのか、試してみましょう。
バッテリーがいらないメリットは大きい
Lightning接続のイヤフォンは、イヤフォン側にDACアンプを持ちます。Lightning端子から出力される音声信号はデジタルなので、それをアナログに変換してドライバーユニットを駆動するわけです。
そのDACアンプの動作に必要な電源は、Lightning端子から供給されるのでバッテリーはいりません。だったらついでにノイズキャンセリングシステムも入れてしまえ! という企画がREFLECT AWAREでしょう。
同じシステムでも、オーバーヘッドバンド型ならハウジングにバッテリーを格納できます。でも、カナル型はコントロールボックスとしてバッテリーを外付けにせざるを得ない。これはどうにも余計なものがぶら下がっている感じで、使い勝手の面でも歓迎できるものではありませんでした。
REFLECT AWAREは、そのコントロールボックスがないのが新鮮。しかも面倒だったバッテリーの充電や電池の交換という手間もいりません。もちろんiOS機器のバッテリーは消費しますが、フルチャージから半日で残量50%になる程度の使い方では、イヤフォンによる消費の増加は気になる程度ではありませんでした。
問題はLightning端子を専有するので、モバイルバッテリーが使えないこと。いま流行りのポケモンGOのように、モバイルバッテリーがないとツラいアプリを常時使う人には向いていません。
ただ、次期iPhoneからはiPad Proで採用されたSmart Connectが付くと言われています。この端子を使って給電できる仕組みがあれば、この問題は解消できるかもしれません。あくまでウワサレベルの話ですが。