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アプリからカメラを起動してRAW画像をそのまま撮影

アドビ、iOS版LightroomにRAW編集機能を追加

2016年09月15日 17時16分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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RAW編集による露出加工が行なえるため、明暗の差が激しいシーンなどで重宝する

 アドビは9月14日、iPhone/iPad用の画像編集アプリ「Photoshop Lightroom for mobile」の新バージョンを発表した。新たにRAWの撮影・編集機能が追加された。

 新バージョン(Version 2.5.0)ではカメラのRAWデータであるDNGファイル形式を撮影/編集できる機能が追加されている。iPhoneなどの端末のカメラをアプリ内から起動し、RAWで撮影できる。JPEGのように圧縮がされていないカメラセンサーからの生データであるため高品質な撮影ができるほか、撮影後のホワイトバランス調整、カメラデータそのままのダイナミックレンジから明るさ調整の自由度も高い。

ホワイトバランスなどの調整も自由度が高く、夕焼けなどを好みの色合いにしやすい 

 撮影機能に関しては、iOSを搭載した1200万画素以上のカメラを搭載したモデル(iPhone 6s/6s Plus/SE、iPad Pro 9.7インチ)で可能となる(iPhone 7シリーズにも対応予定)。また、iPad Pro 9.7インチや、iPhone 7では新たにP3カラースペースをサポートし、sRGBよりも約25%広い色域を扱えるようになる。

明暗の差が激しいシーンなどでもトーンカーブ処理で白飛び/黒つぶれを防ぎやすい

 アプリは無料。

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