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解像度3200×1800で約9時間動作、13.3型ノート「XPS 13」プラチナ・QHD+タッチパネル (2/2)

2016年09月09日 10時00分更新

文● 高橋量 編集○ハイサイ比嘉

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実測1.305kg! ヒザ上でもほど良い安定感が得られるバランスと重量

 まずは、XPS 13の重量についてだ。カタログ上の公称値としてはタッチ非対応モデルで約1.2kg、タッチ対応モデルで約1.29kgとされている。実際に重さを計測してみたところ、タッチ対応の仕様機では1.305kgだった。公称値よりもやや重い結果となったが、その差はわずか15gであることを考えれば誤差の範囲内といえるだろう。

仕様機(タッチ対応モデル)の重量は実測で1.305kg

電源アダプター込みでは1.573kgだった

XPS 13に付属の電源アダプター。コードを巻き付けられるので、持ち歩き中にジャマにならないのがうれしい

 約1.29kgという重さは、剛性が高い削り出しアルミ素材を使っていることによる。モバイルノートとしては特別軽いわけではないが、持ち歩きが苦になるレベルでもないという重量だ。確かな実用性と高い剛性を実現していることを考えれば、納得できるところだろう。

 またASCII.jp読者なら、電車で座っている際にノートPCをヒザ上に置いて何かしら作業をする機会がある方がいるはずだが、XPS 13はそんな場合でもほど良い安定感が得られるバランスと重量となっている。フットプリントが小さいため、飛行機や新幹線の座席の小さな机でも設置しやすい点も大きなメリットだ。

剛性が高い削り出しアルミ素材を採用。電車で座っている際にノートPCをヒザ上に置いて何かしら作業をする場合でも、ほど良い安定感が得られるバランスと重量となっている

バッテリー駆動時間は実働約9時間26分

 続いて、バッテリー駆動時間の検証結果について紹介しよう。カタログ値としてはXPS 13のバッテリー駆動時間は最長18時間(Mobile Mark 2014でのテスト時)とされている。そこで、以下の条件で実際のバッテリー駆動時間を計測してみたところ、約9時間26分という結果となった。

検証には3200×1800ドットのタッチ対応液晶ディスプレー搭載モデルを利用した。解像度が高いため、フルHDモデルに比べてバッテリー消費量は大きい

バッテリー駆動時間テストの条件

  • 満充電の状態からテストを開始し、休止状態へ移行するまでの時間を計測
  • テストには「BBench」を使い、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
  • Windows 10の電源プランを「省電力」に設定
  • 液晶ディスプレーの明るさを40%に設定
  • 液晶ディスプレーの輝度調整機能を無効化
  • 無線LANはオン、Bluetoothはオフに設定
  • ボリュームは50%に設定

テスト時のバッテリー容量の推移

 グラフをご覧いただくとわかるのだが、9時間を超えたあたりでバッテリー容量が急に減っている。テスト終了後に調べてみたところ、どうやらWindows 10の自動アップデート用にファイルがダウンロードされていたようだ。これがなければ、おそらく10時間は超えていたに違いない。

 だがそれでも、18時間の公称値よりは少ない。実駆動で約9時間も持てば十分なのだが、カタログ値はおそらく1920×1080ドットでタッチ非対応の液晶ディスプレーを搭載したモデルを利用したと思われる。今回の検証では3200×1800ドット(QHD+)のタッチ対応液晶ディスプレーを搭載しているのだが、液晶ディスプレーの解像度が高くなればそのぶんバッテリー消費量も大きくなるためだ。

試用機のバッテリーレポート

コンパクトで頑丈! しかも軽さもスタミナも十分!!

 今回はXPS 13の重量とバッテリー駆動時間などを含めた、総合的なモバイル性能について検証した。結果をご覧いただくとおわかりのように、十分実用的に使える性能である。加えてコンパクトで堅牢性が高いとなれば、XPS 13は非常に優れたモバイルノートだといえる。

デル株式会社

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