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G-SYNC対応で5万9800円、2560×1440表示の「S2417DG」はコスパ最強 (1/2)

2016年10月14日 10時00分更新

文● 高橋量 編集○ハイサイ比嘉

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高リフレッシュレート&G-SYNC対応でゲームがヌルヌル動く!

 ゲームを少しでも快適に楽しむために、GPUやCPUの性能にこだわる方は多いだろう。確かにこれらも重要な要素のひとつではあるが、対戦プレーにおいて本気で勝ちを狙うならディスプレーにもこだわりたい。標準的な液晶ディスプレーではゲームのプレー中に映像のブレやカクつきなどが生じ、わずかなズレやラグ(遅延時間)によって勝負に負けてしまうこともあるからだ。特に上級者同士の対戦では、使用する機器の性能によって優劣が大きく変わってくる。

 そこでオススメしたいのが、最大解像度2560×1440ドットに対応した、デルの23.8型ゲーミングディスプレー「S2417DG」だ(直販価格5万9800円/税別、2016年10月13日現在)。

デルの23.8型ゲーミングディスプレー「S2417DG」

 応答速度は1ミリ秒と非常に速く、標準的な液晶ディスプレー(応答速度5~14ミリ秒)でたまに見かける残像の心配はない。リフレッシュレート(画面の書きかえ速度を表わす目安)は最大165Hz(オーバークロック時)で、一般的な液晶ディスプレー(60Hz)よりもはるかになめらかな、いわゆる「ヌルヌル」とした動きでゲームを楽しめる。

 さらに「NVIDIA G-SYNC」(以下、G-SYNC)対応で、遅延やテアリング(画面が分断して表示される症状)も解決可能。「S2417DG」は、ゲーマーにとって非常に価値の高いゲーミングディスプレーなのだ。

主なスペック
製品名 S2417DG
直販価格(税別) 5万9800円(2016年10月13日現在)
表示サイズ 23.8インチ(非光沢および3Hハードコーディング処理)
最大解像度 2560×1440ドット(165Hz、オーバークロック時)、16:9
パネル TN
視野角 垂直160度、水平170度
コントラスト比 1000:1(標準)
画素密度 123ppi
輝度 350cd/m2
応答時間 1ミリ秒
色域 82%(CIE1976)/72%(CIE1931)
スタンド 高さ調整0~130mm、前後-5~21度、左右45度、縦横90度
インターフェース DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、USB 3.0端子(アップストリーム)、USB 3.0端子×4、ライン出力端子
サイズ スタンド装着時約幅540.4×奥行き180.0×高さ493.9~369.9mm

デル株式会社

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解像度2560×1440ドット、USB 3.0端子×5で使いやすい

 「S2417DG」は、23.8型でQHD(解像度2560×1440ドット)パネルを採用している。GeForce GTX 1080などのハイエンドGPUなら4K解像度でもプレーは可能だが、現在の人気ゲームでは平均60FPSを超える程度の性能で、上級プレーヤーが求めるFPSを出せるパワーはない。その意味で、現在の環境下でゲーム用に最適な解像度は2560×1440ドットだという意見もある。

解像度は2560×1440ドット。現時点では高リフレッシュレートのメリットを最大限に活かせるスペックだ

 液晶パネルの駆動方式はTN方式だ。発色の良さと視野角の広さではIPS方式のほうが有利なのだが、高コントラスト時の応答速度が速いTNパネルのほうがゲームプレーに向いている。TNパネルと聞くと映像品質に多少の不安を感じるかもしれないが、輝度は350cd/m2と標準的な液晶ディスプレーよりも明るく、映像の青被りもそれほど強くはなかった。格安なノートや液晶ディスプレーで使われているTNパネルとは一線を画する映像品質だと考えていい。視野角についてはIPSより劣るものの、左右170度/上下160度と十分な広さが確保されている。

「S2417DG」のスタンド部分。液晶ディスプレー部分はVESA(100mm)に対応。スタンド下部には、ケーブルを通すための穴が設けられている

高さは0~130mmで調整可能。液晶ディスプレーを90度回転させて、縦長に設置する(ピボット)こともできる

前後のチルト角度は-5~20度まで。左右のスイーベル角度は45度だ

背面部の端子類はライン出力、DisplayPort(1.2)×1、HDMI(1.4)×1、USB 3.0アップストリーム(Type-B)、USB 3.0ダウンストリーム×2

左側面にはUSB 3.0ダウンストリーム×2、ヘッドホン出力が用意されている

 NVIDIA 3Dメガネを用意すれば、NVIDIA 3D Vision対応ゲームを迫力のある3D映像で楽しむことができる。また狭額デザインを採用している点も特徴のひとつ。上部および左右のベゼル幅を計測してみたところ、非表示領域を含めてわずか6.5mmしかなかった。トリプルディスプレーで利用する際に画面の分割線が目立たないため、より高い没入感を得られるだろう。

3D Vision対応ゲームをプレーする場合は、ディスプレイの詳細設定画面で「3D表示モード」をオンにする

ベゼル幅は実測で約6.5mmだった。非常にスッキリとしたデザインだ

デル株式会社

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