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ポケモンGO効果でプラレールの売上はアップしたか? タカラトミーにきいてみた

2016年08月24日 19時30分更新

文● 貝塚/ASCII

「プラレール」ウェブサイトより

ポケモンの卵、孵化させるのは大変

 「ポケモンGOとプラレール」と言えば、ピンと来る方も多いのではないでしょうか? これはポケモンGOが国内でリリースされた8月初旬ごろから、SNSなどを中心に広まったある裏技に関係する話です。

 ポケモンGOの中には2km、5km、10km、それぞれの距離を移動することによって孵化するポケモンの「卵」が登場します。電車に乗り、新幹線に乗り、車に乗り、ときに飛行機に乗る現代人は10kmくらい平気で移動していそうな気もしますが、乗り物に乗っての移動はこの孵化させるための距離にカウントされません。

 どうやら時速10km程度にそのラインがあるらしく、基本的に徒歩と思われる速度で移動しなければならないのです(もしくは、自転車でゆっくり移動するとか)。すなわち、10kmの卵を孵(かえ)らせるためには、10kmを歩かなければならないのです!

 電車や車なら10km、カンタンに移動できてしまいますが、歩くとなるとなかなか大変です。新宿から渋谷まで歩いて4kmくらい、新宿から吉祥寺あたりまで歩いてようやく10kmですから、これだけを目的にすると一日中歩いていることになってしまいますね。

ポケモンとプラレールの面白い関係

ポケモンGOのプレーヤーたちは、「タマゴを孵化させるのが大変だ」と口にします。孵化装置は購入できるため、効率はアップできますが、歩くことは避けられないのです

 そこで考えた人がいました。「徒歩とおなじくらいの速度のものにスマートフォンを載せて放っておけばいいのではないか?」と。そんなもの、あるでしょうか。ありました。プラレールです。プラレールというのは、説明不要かもしれませんが、タカラトミーの開発する電車のおもちゃです。男児のいるご家庭には、1台くらいはあるのではないでしょうか。

 このプラレールにスマートフォンを載せて走らせっぱなしにすることで、歩かずに距離を稼げるという話が一時ネット上で話題になったのでした。実際には、数メートルという短い範囲をゆっくり走るものなので、本当に効率的なのか? とか、GPSレベルで移動しているとみなされるのか? といった疑問はありますが、ともかくそういった方法がSNSや個人ブログを中心に散見されました。

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