ドコモの「dマガジン」(税抜月400円)が先行した、雑誌読み放題サービス。今週になって、楽天が200誌以上収録しているという「楽天マガジン」(税抜月380円、または年3600円)で同様のサービスを開始した。また、AmazonのKindle Unlimited(税抜月980円)も読み放題の雑誌がかなり収録されている。
雑誌の数だけなら
dマガジンの160誌以上に対し、楽天は200誌以上
楽天マガジンは「200誌以上」収録という数字をアピールしており、これはdマガジンの「160誌以上」を上回っている。ではどんな雑誌が収録されているのか確認した。手作業でのチェックだったので、若干のミスがあってもご容赦いただきたい(読みたい雑誌は加入前にあらためてチェック!)。
Kindle Unlimitedについては、原則として最新号が対応しているものを○としたが(「△」は試し読み版があるもの、「バ」は最新版が有料でバックナンバーに無料の号があるもの)、今後サービス内容が変わる可能性もある。また、Kindle Unlimitedのみに対応した雑誌についてはチェックしきれなかったため、ここにあるのはその一部と見てほしい。なお、コミック誌は今回は加えていない。
楽天は確かに200誌以上を収録していた。それに対して、dマガジンは数では劣るが、参加出版社が発行する雑誌の中でも、月刊誌や週刊誌などを中心に、人気誌をピックアップしている印象だ。
dマガジンのみで配信されている雑誌、出版社も相当数ある。たとえば、“センテンス・スプリング”でおなじみの週刊文春および文藝春秋の雑誌。KADOKAWAや日経BPについてもdマガジンのみの参加だ。また、NHKきょうの料理、鉄道ファン、LEONなど、コアな人気がありそうな雑誌のほか、ジャンル内で強い雑誌についてはしっかり押さえている印象。
一方、楽天マガジンがハッキリと強いのは自動車やバイクなど、男性の世界。専門性が強い出版社から多数の雑誌が参加しており、こういったジャンルに興味があるなら、楽天マガジンだろう。Kindle Unlimitedについては、出版社によって状況はバラバラ。インプレスのようにハッキリと力を入れている出版社も見られる。