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解決方法を教えます! LINE駆け込み寺第27回

中高生は課金依存と歩きスマホに注意:長期休暇編その2

注意深く見守りたい子供のLINEゲーム・スタンプ課金

2016年08月16日 09時00分更新

文● 高橋暁子 編集●村山剛史

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「LINEを始めたいけど、今さら人には聞けないよ……」というアナタ!
SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんが、LINEの上手な使い方を基礎からやさしく伝授します。〈連載目次

 夏休みにスマホの利用時間が増えると、それに連れてトラブルも増えるものだ。中高生は、LINE絡みでどのようなトラブルに陥る傾向にあるのだろうか。今回は、課金トラブルと歩きスマホでの事故を取り上げたい。前回の記事と合わせて、安全対策として参考にしていただけると幸いだ。

LINEゲーム、スタンプへの課金し過ぎに注意

 LINEゲームは、LINEの友だちと協力してプレイしたり、友だち間でランキングを競ったりと楽しく、若者に人気が高い。しかし、LINEゲームなどのスマホゲームは基本利用料は無料だが、より有利にゲームを進めるためには課金が有効となる“アイテム課金制”となっている。

 消費者庁の「平成26年版消費者白書」によると、スマホゲームなどのオンラインゲームに関する消費生活相談は増加している。未成年に関する相談件数は、2013年度は全体の約4割を占めるまでになっている。

消費者庁「平成26年版消費者白書」より

 クレジットカードを持たない中高生たちは、プリペイドカードを購入して課金の支払いに利用していることをご存知だろうか。LINEプリペイドカードなどはコンビニでも買うことができ、購入時に身分証明書なども要らないため、中高生にとっては手軽に課金するための手段となっている。

 「お小遣いをもらったら毎月全額プリペイドカードを購入している。そのおかげでずっとランチ抜きできつい」という男子高生の話を聞いたことがある。

プリペイドカードはコンビニなどで入手できる

 LINEではもう1つ、スタンプへの課金も目立つ。アプリマーケティング研究所調査(2015年8月)によると、女子高生の55%がLINEスタンプの課金経験が「ある」と答えている。課金経験者に、LINEスタンプに使った累計金額についても聞いたところ、「500円未満」が38%、「500~1000円」が38%と全体の76%が1000円以下と回答。一方で、「1000~5000円」が22%、「5000円~」も2%いた。最高額は2~3万円だった。

 運営は民間企業であり、運営費や人件費などが必要だ。ユーザーに課金してもらわねばビジネスとして成り立たないため、ユーザー心理に則り、課金したくなるよう設計されている。知らぬうちに子供がゲームやスタンプに課金し過ぎていないか注視する必要があるだろう。

「歩きスマホ」による事故は普段からの指導が重要!

 LINEはプッシュ通知で連絡が来るので、通知があるとつい気になってスマホを見てしまうという人も多いだろう。しかし、そのような利用はそのまま歩きスマホとなってしまい、事故につながることもある。中高生で気を付けたいのが、自転車に乗りながらのスマホ利用だ。事故が起きた場合、被害者ではなく加害者になる可能性も出てくる。

 スマホ向けゲーム「ポケモンGO」でも問題視されたが、歩きスマホは習慣の問題だ。普段から歩きスマホをしている人が、ゲーム利用時なども歩きスマホをして周囲を危険に巻き込む。なかには事故を起こして書類送検されている人もいる。

 普段から、LINEやゲームなどを利用する際には必ず止まって利用すること、自転車に乗りながらは事故につながるので絶対に禁止である旨を強く指導しておきたい。

 子供に適切な指導をして、夏休みを安全に乗り切ってほしい。

■関連サイト

著者紹介:高橋暁子

 ITジャーナリスト、コンサルタント。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。小学校教員、編集者を経て現在に至る。
 最新刊『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)の他、『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(マイナビ新書)、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(日本実業出版社)、『ネット業界 儲けのカラクリ』(中経出版)など著作多数。http://akiakatsuki.com/ Twitterアカウントは@akiakatsuki

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