江戸前のあなごといえば羽田沖、羽田沖といえばあの巨大不明生物の、あっ!
ここで親愛なる読者のみなさまに警告です。
この度の記事は、谷啓製作所製造の新型備蓄用食料缶「あなごごはん」の紹介を旨とするものですが、内容に映画「シン・ゴジラ」のネタバレを含みます。この先を読もうという方は、必ず映画を観てから読むように。
約束。
ねっ。
なんつって無駄に改行を取りながら書いているのは、決して字数稼ぎなどではなく、あなたの目線をネタバレ箇所から隔離するための工夫です。
よし、警告はしたからな。
この行を超えたところから著者にネタバレの責任はなくなりますから。
よろしいでしょうか。
シン・ゴジラ江戸前あなご説
シン・ゴジラの冒頭に出てくる「巨大不明生物」、あれは江戸前のあなごではないかと私は思っているのだ。
アクアラインの海ほたるあたりに現れた巨大不明生物は、羽田沖から多摩川河口へと侵入し、係留された漁船やプレジャーボートをなぎ倒しながら、おそらくは海老取川を経由して、呑川を遡上してくる。なんだか長いし、尻尾の方にヒレも見えるし、エラもあるけど、目は大きい。あれはウナギじゃなくてアナゴだ。
なにしろ、アナゴと言えば羽田の名物。漁獲量が減ったいまでも、海ほたるのあのあたりで釣れるらしい。巨大不明生物の出現ポイント、侵入ルートもそれを暗示するかのようだ。
そして呑川右岸、大田区糀谷には今回の主役たる「あなごごはん」を製造する町工場、谷啓製作所がある。映像での描写は確認できなかったが、あの破壊の様子では、おそらく甚大な被害を被ったものと思われるが、果たして……。
なんて思いながら映画を観ていたら、不明巨大生物はすっくと立ち上がるのだ。うわあああ。
ここで「アナゴは夜行性で昼間には動きませんよ」と思ったあなたは鋭い。あるいは「アナゴに足なんかあるかよ、オタマジャクシだろ」とか。でもね、いいじゃないですか、そこは巨大不明生物なんだから。
で、私がアナゴ説を採りたい理由は、もうひとつある。それはアナゴがどこでどう生まれたのか、いまだに不明という点。
訂正とお詫び:初出時、巨大不明生物の上陸ルートに一部誤りがありましたので訂正いたしました。(2016年08月08日)