STEERS、コストゼロで簡単にTシャツをつくって販売できる
「ガチっとスタートアップ」は、ガチ鈴木が日々の取材で見つけたスタートアップの中から、個人的にググッときたサービス、プロダクトを紹介するコーナーである。
オリジナルTシャツをサイト上でデザインし、そのまま販売できるサービスが『STEERS』だ。IT系ベンチャー企業、エンジニアにはおなじみのオリジナルTシャツ作成サービス『TMIX』を展開してしているスパイスライフが2016年3月にローンチさせた新サービス。
Tシャツのデザインは専用のソフトなしでブラウザー上から行なえ、プリントするTシャツのタイプと色を選択したら、テキストの入力や画像の貼り付けをパワーポイントのページを作成するような感覚で自由にデザインが可能。デザインを作成したら、1枚あたりの基本原価が出てくるので、収益を確認して価格を設定。Tシャツのタイトルや説明、販売期間を入力したらTシャツの販売ページが作成される。
製作費や利用料は発生せず、Tシャツの販売価格に原価分が上乗せされる仕組み。また販売する価格はユーザー側で自由に決められ、原価分のみで設定することも可能だ。
ユーザー側はコストゼロで始められるサービス。作成したTシャツは販売期間中に3枚ぶんの購入者が集まった時点で、実際に制作され販売される受注型のクラウドファンディングのような仕組みを採用しているため、在庫を持つことも発生しない。今までもオリジナルキャラクターのグッズ販売から、高専の学園祭のスタッフTシャツの販売に利用されたり、2016年4月に起きた熊本地震の際は、売上ぶんを寄付するTシャツが販売されるなど、利用者しだいでさまざまな可能性があるサービスになっている。
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