このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第36回

家で小物を撮るのに最適な撮影ブースはどれか吟味してみた

2016年07月28日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

買ってよかった!

 単品を見たら、これがまたたくさんあって目移りしてしまいます。あまり大きいと撮影に使う場所に置けないし、小さいと被写体の大きさが限られてしまいますし、ここもまた迷いどころ。

 まず、なるべく撮影できる空間を確保したいのでアーチ状やドーム状の物ではなく、立方体の箱形の物にすることにしました。次にサイズ。これは縦横高さが50センチ以上がいいかなぁという感じ。そしてしまうときに面積を取らない物。部屋の収納の関係で、平べったくなるのではなく筒状になる物がよかったのです。

 そんな条件に合っていたのが、ハクバの「デジカメスタジオボックス」でした。各辺45センチのタイプと60センチのタイプで迷ったのですが、大きい方がいいし60センチなら置けるかなと思い、60センチの方をチョイス。価格は1万2000円弱。

 細長い布ケースに入っているのは、本体と背景用スクリーン2種類、コーナーの補強パーツ。組み立ては簡単で、本体を広げて上に持ち上げるだけ。背景用スクリーンは表裏で別の色になっていて、ホワイト/ライトグレー、ブラック/ライトブルーの計4色が使えます。本体にはベルクロで固定されます。

本体と2枚のスクリーンは丸められて入っています

本体をクルクルと広げます

枠を持ち上げるとこのとおり

背景のスクリーンは4色。被写体の色などによって使い分けられます

 ブースが決まったら次はライトです。LEDライトも小型で6000円ぐらいの物から、スタジオで使うような大型で十万円超えの物までさまざま。

 もちろんそんなに高価で大きい物はいりません。でも大きくなるほどLEDの数が増える事もあり、光量も増えていきます。いくつか点灯させて見比べてみるとやはりある程度大きい方がいいなぁと感じ、選んだのがサンテックの「CN-304」です。名前のとおり304個のLEDを搭載し、無段階の調光機能も付いています。

 価格は1万7000円ほど。1万円ぐらいまでで考えていたのに、ついついちょっと上のモデルを買ってしまいました。まぁ比べちゃうとそうなりますよね。

 小さいのは電源が電池やビデオ用バッテリーですが、このCN-304はそれに加えてACアダプターも使えます。家で使うので、そこもポイントでした。これにします! と店員さんに告げてACアダプターもくださいと言ったら、ちょっと高いんですよと言いながら渡され、価格を見ると5000円ちょっと。確かに意外と高い。でもまぁ仕方ないし、まとめ買いで気が大きくなってるせいもあって、全然大丈夫っすと購入しました。

 本体のほか、人物を撮るときにまぶしさを抑えるソフトフィルター、近接撮影時に影がたくさん出るのを防ぐホワイトフィルター、色温度を下げるアンバーフィルターが付属。自由に向きを変えられる雲台も付いています。

ライトのCN-304と付属のフィルター、雲台。ACアダプターは別売

LEDの数は304個。だいぶ暗くして写しています

出力18.24W、照度は1mで2980lxと明るさは十分

 最後はスタンド。ブースは棚の上に置く予定なのですが、棚の面積に余裕がないのでライトは床置きにします。棚の高さが70センチぐらいなので、ブースが60センチとして、1~1.5メートルをカバーできればといったところでしょうか。

 店員さんに聞いてみたら、それならこれがいいと思いますと、エツミの「ライトスタンドM」をススメられました。4000円ほどとさほど高くないし、72~205センチに伸縮とちょうどいい感じなので即決定。と思ったら、このスタンドの場合、シューマウントが必要ですけどいいですか? と。1500円弱だったので、これもまた全然大丈夫っすと購入です。

折り畳み式で、ブースと同じような黒い布製ケースが付いています

スタンドの先端に取り付けるアクセサリーシューマウント。ここに雲台が付きます

雲台のおかげで自由に向きを変えられます

組み立てた全景をお見せしたいところですが、カメラを引くと散らかった部屋が見えてしまうので、寄った写真でご勘弁を

 前回の腕時計を撮影するとき、初めてこのセットを使ってみました。撮影にかかる手間が減ったし、なにより見た目がだいぶ違います。

左がいままで。右がブースを使った写真

 合計で約4万円と、結局セット品より高くなってしまったし結構な出費ですが、これなら満足。元を取るため、ガンガン使っていきたいと思います。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ