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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第85回

スクリプトが使えるiPhone用テキストエディタ「Textwell」を徹底紹介

2016年06月29日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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文書管理機能は一癖ある

 「Textwell」の文書管理機能は充実していない。ファイルの読み込みと保存はちょっとクセがあるので、あらかじめ把握しておきたい。まず、作業中は「Snap」アクションを利用し、スナップショットを保存していく。このデータは「iCloud Drive」に保存され、同じApple IDでサインインしているほかの端末から利用することができる。テキストファイルとして明確に出力することも可能。「アクション」から「Dropbox」や「Export Text」などを選択すればいい。

メニューから「Snap」を選択すると一時保存が可能。このデータはiCloud上で同期されている

「Export Text」を選択すると、ファイル名を付けたテキストファイルをiCloudに保存できる

アクションを追加する

 標準状態でも多数のアクションが搭載されているが、公式サイトにはさらに多数のアクションが登録されている。便利そうなアクションを見つけたらインポートしてみよう。

 今回は、「アンドゥ」アクションを追加してみる。「アクション」一覧の右下の「アクション集」をタップし、プルダウンメニューからカテゴリーを選択。興味のあるアクションを見つけたら「IMPORT」をタップする。名前やアイコンなどを確認したら、右上の「保存」をタップすれば完了。普通のアクションと同じように利用できるようになる。

アクション一覧の右下の「アクション集」をタップする

追加したいアクションの右にある「IMPORT」をタップする

名前やアイコン、説明などを確認する

アクションから「Undo」を選択すると直前の操作が取り消される。端末を振っても確認ダイアログが出て、アンドゥとなる

 以上が、「Textwell」の説明書となる。文字装飾などはできないが、単に文章を作成するなら非常に軽快で便利な神アプリだ。保存ボタンがメイン画面にないのはほんの少し不便だが、「アクション」からさまざまなことを実現できるのが面白い。有志によるアクションもいろいろと公開されており、探してみるのも楽しそうだ。ハマれば手放せなくなるツールなので、外出先で長文を書くことがある人なら、一度チェックすることをオススメする。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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