得意なことをやり取りできるマーケット「ココナラ」を体験してみた
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「ココナラ」は、自分のスキルや経験を売買できるマーケットサービスだ。ワンコインから利用でき、イラストや文書、画像を作成したり、占いをするといったスキルを商品に、多数のやり取りが行われている。そこで今回は、人の得意なことをやり取りできるマーケット「ココナラ」を体験してみた。
coconala(ココナラ) | |||
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プラットホーム | ウェブ、アプリ | 企業名 | 株式会社ココナラ |
代表 | 南章行 | 設立 | 2012年1月 |
取引形態 | CtoC | 利用料金 | 無料、500円~ |
匿名でも利用できる手軽なオンラインマーケット
「ココナラ」はユーザーの知識やスキルを売買できるマーケットサービス。基本的には、ネット上でのやりとりですべてが完了し、ユーザーがリアルで出会うことはない。以前紹介した「ANYTIMES」(第4回参照)が、実際に対面してサービスをやりとりしていたのとは対照的だ。いわゆる「シェアリングエコノミー」の一種と言ってもいいだろう。
利用にあたっては、iOSとAndroidアプリがリリースされており、ウェブブラウザ上からでもOK。2012年にスタートしたサービスで、2015年11月には登録ユーザー数20万人、累計取引成立数33万件となるまでに成長し、4回目の資金調達では5億4000万円を達成した。
ユーザーは必ずしも個人情報を相手に教える必要はなく、ココナラ上のメッセージ機能でやり取りし、取引を完了させることも可能。決済などはココナラのシステムを使うので、手間もかからない。
似顔絵のイラストを3000円で書いてもらった
いつもの通り、出品側と購入側の両方を体験してみる。カテゴリを見ると、「似顔絵・イラスト」「ビジネス」「恋愛・結婚」など20以上に分類されている。もちろん筆者が提供できるのは、「文章・キャッチコピー」だけだ。購入では、似顔絵をチョイスしてみた。
まずはアカウントを作成。メールアドレスで作成できるほか、FacebookやYahoo! IDで登録することも可能。ログインしたら、「イラスト 墨絵」で検索してみた。すると、5件がヒット。一番上に表示された人をチェックするといい感じ! 早速注文してみる。
クレジットカードを登録し、メッセージで発注を行う。似顔絵を描いてもらいたいのだが、「商用利用する際はご相談ください」と書いてあるのを確認。本記事を含め、メディアに出る可能性があることを伝えておく。すると3時間ほどで返事が来て、OKとのこと。筆者は普段からプロのイラストレーターに記事のビジュアルを依頼することがあるが、この金額では無理。3000円はずいぶん安い。
写真を送ると、まずはラフを送ってくれた。それで帽子の形を選ぶと、数日後に完成イラストが来た。確認すると、TwitterやFacebookのプロフィールアイコンのサイズなど、4種類の画像が納品された。とてもスムーズで、安心できる取引だ。
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