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銀座の新ショールーム/ストアはソニーのひとつの集大成

2016年06月22日 17時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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GINZA PLACEはひとつの集大成

―― 1階の路面店でないことはマイナスになりませんか。

浅山 それはあまりないですね。エスカレーターを使って4階まであがってくることができる構造になっていますし、銀座4丁目の交差点は地下鉄銀座線の改札口からすぐですから、これまで以上にアクセスしやすいといえます。

―― 4階~6階までのフロア構成はどうなりますか。

浅山 これもまだ最終的には決定していませんが、これまでのソニーショールームおよびソニーストア銀座よりもさらに進化したものにしたいと考えています。実は現在のソニービルで、ショールームおよびソニーストアで使用している4階部分(1Dフロアから4Dフロア)までの面積は約450坪ですが、GINZA PLACEのスペースも3フロアで約390坪。それほど変わりはありません。

 いま考えているのは開放感があるスペースにしたいということ。4階のエスカレーターであがってきたところは、ソニーショールーム/ソニーストア銀座全体の顔という位置づけを考えていますが、5階、6階にもそれぞれの顔となるものを用意していきます。イベントコーナーやセミナールームも用意して、体験会を随時開催できるようにしたいですね。

ソニーから公開された新たなソニーショールーム/ソニーストア銀座の様子

 またソニーでは、世界最大規模の写真コンテスト「Sony World Photography Awards」を毎年開催していますが、この入賞作品も展示したり入賞者によるトークショーを行なったりということも予定しています。

 ソニーストア福岡天神の店舗では、什器が簡単に移動できるようにしたのですが、ソニーショールーム/ソニーストア銀座でもこの手法を採用して、レイアウトをすぐに変更したり、即席でイベントスペースを作ったりといったことができるようにします。訪れるといつも変化があるショールームにしたいと思っています。

 もうひとつは、ソニーが訴求したいものをしっかりと訴求できる拠点にしたいということです。デジタルイメージング、4K、ハイレゾといった切り口での提案をさらに強化したいと考えていますし、なかでもαシリーズを中心としたデジタルイメージングを大きな柱に据えたいと考えています。

 ソニービルに設置していたソニーイメージングギャラリー銀座も、ここに移転しますし、それを製品とともにひとつのフロアのなかで提案できるようになる点は「カメラのソニー」を訴求する上では重要なポイントになります。これまでのソニービルのなかでは場所がわかりにくかったプロフェッショナルフォトグラファー向け会員制サポートプログラムであるソニー・イメージング・プロ・サポート会員の専用窓口も、わかりやすい場所に設置します。

ソニー・イメージング・プロ・サポート会員の専用窓口もわかりやすい場所に配置されるという(写真は現在のソニーショールーム)

 まだ決定してはいませんが、4階はデジタルイメージング、5階、6階は映像、音楽といった感じになりそうです。

 また10月にはPlayStation VRを発売することになりますが、これをいち早く展示するなど、ここに来ればソニーの最新製品を体験できるといったイメージの醸成にも取り組みます。

 さらにソニーグループとしてのコラボレーションを見せることができる店舗にしたいですね。ソニーグループの製品やサービスと組み合わせると、こんな使い方ができるといった具体的な提案も行っていくつもりです。

 主役はあくまでも商品です。商品がしっかりと引き立つレイアウトを行ないます。名古屋、大阪、福岡のソニーストアで取り組んできた新たなストアのカタチを、今回のソニーショールーム/ソニーストア銀座において、ひとつの集大成となることを目指します。そしてその成果を、また全国のソニーストアに展開していきたいと考えています。

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