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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2016 第2回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【マザーボード編】

2016年05月24日 10時00分更新

文● 山県

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2015年から2016年の最新マザーボード事情~AMD編~

 次にAMD製の最新マザーボード事情についてみていこう。現在店頭で購入できるソケットタイプは以下の3種類。「Socket FM2+」、「Socket AM1」、「Socket AM3+」で、例年通りといっては何だが、変化のない1年となっている。

 次期ソケットの「Socket AM4」登場までは、このままといえそうだ。数少ないトピックとしては、M.2やUSB 3.1が使えるモデルが登場している点。AMD系マザーボードの新モデルをピックアップして紹介しよう。

チップセットに「AMD 990FX」+「SB950」を搭載したGIGABYTEのSocket AM3+対応の「GA-990FX-Gaming」。NVMe対応M.2スロットを搭載したほか、USB 3.1 Type-Cコネクターをサポート。また、重量級ビデオカード搭載時に威力を発揮する「Ultra Durable PCIeメタルシールド」、Killer E2201によるギガビットイーサネットなど最新の機能を搭載させた

チップセットに「AMD 990FX」+「SB950」を搭載したMSIのSocket AM3+対応マザーボード「990FXA GAMING」。「NVMe」をサポートし、Windows 8/7使用時にはNVMeデバイスをプライマリストレージとしてブートに対応。また、ASMedia「ASM1142」による転送速度10GbpsのUSB 3.1 Gen2をサポートしている

AMD A88Xチップセットを採用するASRockのSocket FM2+マザーボード「A88M-G/3.1」。USB 3.1 Type-CとM.2スロット備え、APUを使いつつ最新仕様のマザーボードを使いたい人にオススメ。アキバでも人気の1枚だ

Mini-ITXサイズのマザーボードで使用した場合、多くの製品でメモリーや拡張スロットと干渉する「Wraith Cooler」が使える「A88M-ITX/ac R2.0」。小型のサブマシンを組むなら候補になる1枚だろう

オススメはSkylakeベースのPC
AMD派は次期製品登場までの辛抱

 CPU編と同様、インテル、AMDにかかわらず新規にPCを組むならSkylakeベースのPCがオススメだ。ソケットが「LGA 1151」になったためマザーボードは新たに購入する必要があるが、対応メモリーはDDR4(一部製品を除く)になりパフォーマンスが向上。

 そして、M.2やUSB 3.1といった最新インターフェイスが利用できるというメリットは計り知れない。ATXからMini-ITXまで用途や環境に合わせて選択肢も豊富に用意されている。

 予算に余裕があるというエンスージアストの人は、Broadwell-Eの登場を待ってLGA2011-v3ベースのマザーを購入しよう。トリプルチャンネル仕様のDDR4メモリも値段の下がった今なら大容量化が見込める。

 AMDは厳しい。Bristol Ridge採用APUは予定されているものの、とにもかくにもZenコアを利用したAMD FX向けのSummit Ridgeの登場までは待つしかない。

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