第1回、第2回と4万円アンダーのNASキット7モデルを紹介してきたので、最後はパフォーマンス計測で締めくくろう。
ネットワークを経由してファイルを読み書きするNASの基本となるリード・ライト速度に加えて、ハードウェアトランスコード対応モデルはトランスコードに要した時間を見ていこう。
シーケンシャルリード・ライトを計測
ひと昔前のNASでは、シーケンシャルリード・ライトはともに30~50MB/sec程度の製品が多かったが、果たして最新のNASキット7モデルは、どのくらいのパフォーマンスを発揮するのか注目だ。
HDDは、回転数7200rpmのHGST製NAS向けモデル「Deskstar NAS」の4TBモデルを2台用意。各NASに搭載し、RAID1を構築。NAS上の共有フォルダーをWindows 10のテストPCで、ネットワークドライブに割り当て、「CrystalDiskMark」で計測を行なっている。
なお、ネットワーク環境はルーターに接続しているハブに、NASとテストPCをギガビットLANで接続。テストPCは「Core i7-6700K」を使ったLGA 1151プラットフォームで構成している。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-6700K」(4GHz/TB時4.2GHz、4コア/8スレッド) |
マザーボード | ASUS「Z170M-PLUS」(Intel Z170 Express) |
メモリー | G.Skill「F4-3000C15Q-32GRK」(PC4-24000、8GB×2) |
SSD | SanDisk「SDSSDHII240G」(240GB) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 530(i7-6700K内蔵) |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD) |
OS | Windows 10 Pro(64ビット) |
外付けHDD感覚で使える
最新NASキット!
「CrystalDiskMark」の計測結果をお伝えしていこう。計測は実際の使用環境では写真やハイレゾ音源など、100MB~1GB程度のファイルが多いと思われるので、テストサイズ100MiB、500MiB、1GiBを実行している。
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