さくらインターネットは4月27日、コンテナ型仮想化技術「Docker」を利用した新たなホスティングサービス「Arukas」の開発を発表した。無料で利用できるオープンベータテストを今年9月末まで実施中だ。
Arukasは、Docker環境で作成されたコンテナイメージ(Dockerイメージ)をホスティングし、アプリケーションをインターネットに公開できるサービス。複数のコンテナを管理しやすいGUI(Webコントロールパネル)のほか、コマンドラインインタフェース(CLI)、APIからも操作できる。
特定のレポジトリ(現在は「Docker Hub」のパブリックレポジトリに対応)にアップロードされているアプリケーションのコンテナを登録することができ、登録されたアプリケーションを起動すれば「最速15秒」でデプロイが完了し、アプリケーションが利用可能になるとしている。そのほか、サービス成長に応じたオンデマンドでのスケールアウト機能、リソース使用率のグラフ表示機能などがある。
Arukasはすでにオープンベータテストの提供を開始しており、9月末までのテスト期間中は無料で利用できる(同時に作成できるのは10アプリまで)。また正式サービスの開始後は、無償版のEssential、有償版のStandard、Professional、Enterpriseの合計4プランが提供される予定。各プランの利用料金など詳細は今後発表される。