アルミ素材の採用でたわみが少なく、段違いに入力しやすい
「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」
「HP Elite x2 1012 G1」本来の実力を十二分に引き出すのであれば、専用キーボード「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」は欠かせない。ただし、本体付属品ではなく別売りのオプション品扱いだ。今なら「HP Elite x2 1012 G1」本体と同時購入で「HP Travel Keyboard」の価格が20%オフとなるキャンペーン(期間は6月30日まで)が実施されているので、購入を強くオススメする。
「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」はいわゆるキーボード付きカバーで、持ち歩きや収納の際に液晶ディスプレーを保護するカバーとしても利用できる。「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」が他社のキーボード付きカバー製品と異なるのは、フレームに本体と同じアルミ素材を使うことで高い剛性を確保している点だ。
キーピッチは約18mm、キーストローク約1.5mm
筆者はこのタイプのタブレット用キーボードを何種類か使ったことがあるが、どれも入力時にたわみが気になるものばかりだった。特にキーボードを傾斜させるとかなり大きくたわむだけでなく、タイプ音が反響してうるさいものも少なくない。
一方「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」は、アルミ素材を使うことで非常に頑丈に作られているため、たわみがほとんど気にならない。まったくないというわけではないが、ほかのキーボードと比べて入力時のグラつきがかなり抑えられている。静音性も比較的高く、キーボードを傾斜させたときに生じやすいベコベコとした音もない。「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」の底面部には布地が使われており、消音性も考慮されているようだ。
キーピッチは実測で18mm程度だった。フルサイズのキーボード(キーピッチ19mm)よりも数値上は狭いのだが、実際に使ってみると窮屈に感じることはなく、スムーズに入力できる。キーストロークは実測で1.5mm程度。押下圧がやや高く、入力時に「カクっ」としたクリック感がある。この手のキーボードはペタペタとした軽いタイプ感のものが多いのだが、「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」は手応えがあって使いやすい。底打ち感はやや感じるものの、完成度の高い仕上がりだ。
タッチパッドはボタン一体型で、サイズは実測で約幅94×奥行き54mmだった。キーボード全体はコンパクトでありながらも、ほどほどのサイズが確保されており使いやすい。パッド部分の左上をダブルタップするとLEDが点灯し、パッド操作が無効になる。キー入力時やタッチ操作時の誤動作を防げるので便利だ。
「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」装着時の重量は約1.205kg
「HP Elite x2 1012 G1 トラベルキーボード」の高さは約5.4mmで、重量は約385g(実測で約378gだった)。重量感はあるものの、キーボード自体はかなり薄い。本体にカバーとして装着すると高さは合計で約13.45mm、重さは約1.205kgとなる。軽量タイプのクラムシェル型ノートと変わらない持ち運びやすさだ。