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2025年の健康維持をITを活用して整えるワークショップをパナソニックが開催

2016年04月01日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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2日目は最終プレゼンのための動画作りに向けて一直線

 2日目も朝10時よりスタートしたワークショップ。この日の夕方、動画を利用したプレゼンを行なうことになるので、チームで議論ができるのはこの午前中が最後のチャンス。中間発表で出た意見だけではなく、帰宅後に思いついたこと、調べてきたことなどを持ち寄り、初日よりさらに深い議論を重ねていた。

2日目午前中の議論の様子。特に義務ではないのに、帰宅後、さらに企画を高める調査などをしてきた人がとても多く、意識の高さに驚かされた

途中、企画が煮詰まらないように、考え方のワンポイントアドバイスなども行なわれる。必要な考え方を提示することで、参加者にさまざまな考え方を喚起させ、発想の転換を促し、さらに精度の高い企画へ押し上げていく

 昼食をはさんで、最終プレゼンのためのストーリーボードを用いて、初日と同様のインタビューを行なう。プレゼン前に他者の意見を聞くことで、客観的な視点から企画を見ることができる。

 インタビューで聞いた意見を吸収し、企画ができたら動画作成だ。中には動画ではないチームもあったが、午後早い段階から撮影などを行なうチームも出始めた。

初日同様に行なわれたインタビュー

プレゼン用の動画撮影をするチーム。MTRL KYOTOは雰囲気のある場所が多いので、撮影ロケーションにはことかかない

 プレゼンは16時から開始された。プレゼンするチームは商品名・サービス名などをチームの名前としてプレゼン。以下の8チームがそれぞれの企画をアピールした。

  • 1:リライター
  • 2:お見合いおばちゃん
  • 3:メディカルエアー
  • 4:ザ・ウェルネス・コックピット
  • 5:konosuke
  • 6:Smileup
  • 7:MOGU
  • 8:Fashion Fukaji

 採点基準は「サービスの明瞭・明快さ」、「ビジネス提案の妙」、「ユーザ欲求が見てとれる」、「仕組み(測定物や技術)の妙」、「ウェルネス(価値)がある」の5項目。アプライアンス社の堂埜氏と南波氏が審査員を務めたほか、参加者による投票も行なわれた。

プレゼンの様子。各チームごとに個性のあるプレゼンが行なわれた

グランプリはジョブズ風プレゼンの「Smileup」

 今回グランプリとなったのは、ジョブズ風のプレゼンを行なった「Smileup」。この企画はおしゃれをしながらセンシングによる健康管理ができるという商品。この企画チームには賞品としてパナソニックのナノイードライヤーが贈られた。また2位には2025年、多様化しているであろう労働環境において、社員の健康状況をリモート監視する仕組みである「konosuke」が選ばれた。

表彰式の様子。審査員を務めた堂埜氏と南波氏から、賞品が手渡された

 審査員を務めた南波氏からは「こういう世代がきてこういうサービスが出たら、未来は変わるんだなと思った。また、健康というものにだいぶ精神、心というのが深く関わっていくんだなと感じた。いろんな意見が出たので、今後こういう経験を活かしていきたいと思う」と総評された。

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