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顧客ごとのマイクロセグメンテーション実現、今後は新たなIoTサービス創出にも活用

ニフティクラウドが「VMware NSX」導入、仮想FWなど活用

2016年03月31日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ニフティが提供する「ニフティクラウド」が、クラウドサービスの提供基盤にSDN/ネットワーク仮想化ソリューション「VMware NSX」を導入した。すでに昨年から新規構築する環境にNSXを適用しており、2016年度中には既存環境の移行も完了する予定。

 この導入事例は、VMwareの認定ディストリビューターであり、ニフティにおけるNSX導入プロジェクトを支援したネットワールドが3月30日に発表したもの。なおネットワールドでは、ニフティともパートナー関係にあり、OEM供給を受けたニフティクラウドに付加価値サービスを組み合わせた独自サービス「NETWORLD CLOUD」も提供している。

VMware NSXが備える仮想ファイアウォール機能を使い、顧客ごとの隔離(マイクロセグメンテーション)を実現

 ニフティでは、ニフティクラウドの運用管理を自動化/効率化するためには、サービスインフラのさまざまな機能をソフトウェア制御で実現するSoftware-Defined技術の活用が不可欠と考えていた。数年前からさまざまな製品を活用し、いち早く仮想ファイアウォール機能も実装していたが、運用面で少なからず課題があったという。一方で、同時期にはヴイエムウェアのパートナーとしてNSXの開発に参画し、ヴイエムウェアに対してさまざまな要望を行った。

 その結果、仮想ファイアウォール機能が提供できること、API連携をはじめとして運用効率性が高いこと、柔軟なスケーラビリティがあること、物理ネットワーク機器と比較しても遜色のないパフォーマンスが発揮できることから、NSXを選択した。

 NSXの導入によって、物理/仮想ネットワーク環境を一元的に制御可能となり、日常的な運用業務の効率化やコスト削減に大きな効果を発揮している。たとえば顧客の通信に問題が見られる場合、NSXやvSphereの新機能を利用することで迅速な原因切り分け/特定が可能となり、作業工数は従来の「5分の1以下」に削減されたという。

 ニフティクラウド基盤へのNSX適用は2016年度中に完了する予定。ニフティでは今後、仮想ファイアウォールだけでなく、ロードバランサーやルーター、VPN、セキュリティ連携などにも適用を拡大し、IoT時代に向けた新しいサービスの創出にも積極的に活用していくとコメントしている。

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