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T教授の「戦略的衝動買い」 第373回

タッチと物理キーの“二刀流” ガラケーライクなスマートフォン「MUSASHI」を衝動買い!

2016年03月30日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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物理キーはファンクションキー的にも使える

液晶画面の大きさに比例して、横キーピッチも12mm→19mmに成長しているが、筆者の周囲では、入力の難易度はそれほど上がっていないと感じた人が多かったようだ

液晶画面の大きさに比例して、横キーピッチも12mm→19mmに成長しているが、筆者の周囲では、入力の難易度はそれほど上がっていないと感じた人が多かったようだ

 従来の705SHの横キーピッチは約12mmだが、実測してみると、MUSASHIのキーピッチはパソコン標準キーボードと同様の19mmにほぼ近い。

 実際にキー入力を筆者の周囲の何人かにやって頂いたが、よほど手の小さな人以外は大丈夫だった。

 そして物理キーパッドはケータイキー入力に慣れた人だけものものではなく、キータッチ一発で、Google Mailや任意のお気に入りのアプリ、Chromeなどのブラウザーを起動させたり、一発でカメラ機能を起動し撮影モードに入ったりすることも可能な便利な役割を担っている。

2つのタッチ液晶画面に加えて、この6個のキーを特定のアプリに割り付けたり、アプリ内でさまざまなファンクションとして活用できるところが二刀流MUSASHIの“武蔵”たるところだろう

2つのタッチ液晶画面に加えて、この6個のキーを特定のアプリに割り付けたり、アプリ内でさまざまなファンクションとして活用できるところが二刀流MUSASHIの“武蔵”たるところだろう

 筆者は、物理キーパッドの「メール/メニュー」キーでGoogle Mail、「お気に入り」キーでFacebook、「インターネット」キーでChromeの起動ができるようにカスタマイズして便利に使っている。なかなか快適だ。また「カメラ/戻る」キーはその表示通りアプリの中では一つ前の画面に「戻る」キーとして頻繁に活躍している。

 「電源」キーは任意のアプリ画面から一気にホーム画面にジャンプするショートカットキーとしても使える。これらのキーとカーソルキーを組み合わせて上手く使うことで、液晶画面タッチではないMUSASHI独特の便利な使い方もできるのだ。

 残念ながら筆者は、ケータイキーの入力は自他ともに認めるほど不得手。どちらかと言えば、使えるのは“QWERTYキー”オンリーのPC世代人間だ。ケータイキーをほぼ使えない筆者などがMUSASHIを発売日に買う事は極めて変態かつ自虐的だが、どうしてもこのビザールな仕様のスマホの魅力には勝てなかった。

 もちろん、MUSASHIはクラシックかつノスタルジックな折りたたみケータイのヨロイを脱げば、内部は最新バリバリのスマートフォンなので、液晶画面にポップアップするQWERTYソフトキーボードも普通に快適だ。おかげでケータイキーが苦手な筆者も助かっている。

メモリー容量が少ないのでアプリ選びは慎重に

最新のハイエンド大容量スマホのように野放図に使わないアプリまでを入れまくると、こういうメッセージにお目にかかることがある。ユーザーエリアは4GBくらいしかないので、普段使いのアプリだけを入れるならまったく問題はない

最新のハイエンド大容量スマホのように野放図に使わないアプリまでを入れまくると、こういうメッセージにお目にかかることがある。ユーザーエリアは4GBくらいしかないので、普段使いのアプリだけを入れるならまったく問題はない

 ほかにユーザーが少し注意すべき点は、ユーザーアプリやデータエリアにも使えるストレージ容量が8GB確保されているが、システムなども同じメモリーを共用し、実質的にはユーザーエリアが4GBほどしか確保できないことだ。

 筆者の場合は、使っていないアプリなどを削除し、128GBまで拡張できるmicroSDをデフォルト書き込みディスクとして活用するよう設定している。そして、最終的には普段の使いたいアプリは全部導入してみたが、最終的にまだ1.5GBほどのフリースペースを確保できている。

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