このページの本文へ

北海道システム・サイエンスがインフラ刷新

1年程度かかるDNA大規模解析、SoftLayerで3カ月に

2016年03月23日 06時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 北海道システム・サイエンスのDNA大規模解析を行うインフラ環境として、日本IBMのクラウドサービス「SoftLayer」が採用された。膨大な量の遺伝子データを処理するDNA解析案件をSoftLayerのベアメタル環境で実施することで、これまで1年程度を要した大規模解析期間を3カ月程度に短縮できると見込んでいる。

 北海道システム・サイエンスは、DNAの合成や解析を主軸にビジネスを展開。設立当初は、DNA解析に用いる「ポリメラーゼ連鎖反応」というDNAを増幅させる技術に必要な「DNA断片」を全国の大学、製薬会社、研究機関向けに提供してきた。その後、遺伝子解析の基本的な手法であるシーケンス(遺伝子の塩基配列を調べる解析)サービスを開始し、2008年からは大規模解析が可能な「次世代シーケンサー」と呼ばれる機械も導入。最先端の遺伝子解析サービスを提供している。

 現在、次世代シーケンスは1人あたりのヒト遺伝子の解析を数日で行えてしまうため、1台の次世代シーケンサーから短時間に膨大な解析結果が出力されるようになり、2008年と比べてデータ量は約10倍に増え続けているという。そうした解析を行うためには、高速処理を可能にするメモリと並列処理能力を有するCPUを搭載した高性能なインフラ基盤が求められていた。

 今回、北海道システム・サイエンスは、SoftLayerの東京データセンターと世界の多拠点にあるデータセンターを利用し、メモリが最大3TBまで使用できるベアメタルサーバー、グローバルな高速ネットワークサービス、ファイアウォールなど、SoftLayerのさまざまな機能を活用し、性能・安定性に優れ、セキュリティも備えたインフラ構築に取り組む。これにより、これまで1年程度を要した大規模解析期間を3カ月程度に短縮できると見込んでいる。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    富士ソフトがエンジニア1万人超を「AIネイティブ」化 実装力を武器にフィジカルAIなど3本柱に注力

  2. 2位

    ITトピック

    実用化が楽しみすぎるスマート技術たち 「長距離ワイヤレス給電」から「室内向け太陽電池」「超音波センサー」まで

  3. 3位

    sponsored

    AIインフラ市場“一強体制”を崩せるか AMDが「Helios」で体現するオープン戦略とフィジカルAIのラストマイル

  4. 4位

    ITトピック

    IT技術者の8割超「AI生成コードには人間のレビューが必要」/「偽・誤情報を見破れる」と自信を持つ人はICTリテラシーテストの正答率が低い、ほか

  5. 5位

    sponsored

    60年の時を超え「COBOL」がGitHub Copilotでよみがえる 勘定系アプリの“超難関”モダナイに7社が挑戦

  6. 6位

    ITトピック

    6.4万人の熱狂をAIが導く FIFA W杯全スタジアム「デジタルツイン」化が変えた観戦体験

  7. 7位

    デジタル

    買い切り型クラウド「pCloud」がDX総合EXPOへ CEO来日で日本展開を加速

  8. 8位

    TECH

    攻撃するAIと防御するAI 日本企業のセキュリティ対策にいま何が必要か?

  9. 9位

    sponsored

    「現場に行くのが当たり前」を変えたアズビルのリモート調整 効果はプライスレス

  10. 10位

    Team Leaders

    SharePointリストへの登録データを、CSVファイル形式に成形/変換して自動保存する方法

集計期間:
2026年07月17日~2026年07月23日
  • 角川アスキー総合研究所