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ド定番LTEルーター「Aterm MR04LN」をビジネス/プライベートで活用せよ

2016年03月14日 11時00分更新

文● 北島幹雄、編集●Atermマニアックス、
撮影協力●la cantina cancemi 九段下・飯田橋店

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LTEもWi-Fiも“最新の通信技術で快適!”な「Aterm MR04LN」

 「Aterm MR04LN」が定番モバイルルーターとして多くのユーザーから支持される理由のひとつに、最新の通信技術に対応している点が挙げられる。利用する技術が新しいほど、より高速で安定したデータ通信が可能になるからだ。

 まずモバイル通信についてはLTE-Advancedをサポートしており、ハードウェア的には下り最大300Mbps、上り最大50Mbpsの高速通信が可能となっている(実効速度はエリアや利用する時間によって変わる)。

 LTEの対応バンドはバンド1/3/8/11/18/19/21/17とかなり多く、NECプラットフォームズが接続確認を行なったサービスについては、公式の情報「Aterm MR04LN 接続確認済LTE/3Gサービス事業者リスト」を確認していただきたい。

「Aterm MR04LN 接続確認済LTE/3Gサービス事業者リスト」ページより、Aterm MR04LNで接続確認を行なった通信事業者の一覧(2015年10月30日現在)を抜粋

 無線LAN機能としては、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応している。11ac利用時の最大通信速度は867Mbps(2×2 MIMO対応)だ。11acが利用する5GHz帯の周波数は電波干渉が少なく、混線による通信の切断や速度低下が少ないのが特徴。最近のモバイルPCやスマートフォン/タブレットは11acに対応しているモデルが数多く、快適な通信には11acの利用が事実上必須といえる状況だ。

「Aterm MR04LN」は「公衆無線LANスポット」もサポート

 また「Aterm MR04LN」は、「公衆無線LANスポット」にも対応しており、カフェや駅構内などに設置された各種公衆無線LANサービスのアクセスポイントに接続できる(サービスの利用には別途契約が必要な場合がある)。これは、ビジネスホテルなどのWi-Fiサービスにも応用可能で、より高速に通信したいときや格安SIMサービスのデータ通信量を節約したいときに活用するといい。

 公衆無線LANスポットなら、「スマートフォン/タブレット、モバイルPCを直接接続すればいいのでは?」と疑問に思う方もいるだろう。しかし、普段持ち運んでいるモバイル機器を「Aterm MR04LN」にいったん登録しておけば、公衆無線LANスポットや出張や家族旅行で泊まったホテルで機器ごとにSSID(ネットワーク名)/パスワードを設定する手間がなくなる。「Aterm MR04LN」を設定するだけで、一括でインターネットにつなげられるようになるのだ。「Aterm MR04LN」とモバイル機器間であればホテルでも5GHz帯が使えることになるため、2.4GHz帯のような電波干渉で通信速度が遅くなるというトラブルも避けやすいだろう。

 以上のように、最新の通信技術に対応する「Aterm MR04LN」なら、いつでもどこでも高速で快適なネット環境を利用できるのだ。

Bluetoothテザリングで最大約24時間、
Wi-Fi通信で最大約12時間の通信が可能!

 モバイル機器利用時の悩みの種が、バッテリーの問題だ。イザというときバッテリーが切れると、せっかくのデバイスを有効活用しにくくなってしまう。モバイルPCやスマートフォンだけでなく、モバイルルーターでもバッテリー切れを経験した人は少なくないだろう。

 「Aterm MR04LN」には、バッテリーを長持ちさせるための機能が豊富に用意されている。そのひとつが、端末のBluetooth機能を利用した「Bluetoothテザリング」だ。通常、「Aterm MR04LN」とモバイル機器はWi-Fi通信によるテザリングが行なわれている。Wi-Fi接続時の連続利用時間は最大約12時間でこれでも十分なのだが、より消費電力の少ないBluetoothテザリングを利用することで、最大約24時間もの連続利用が可能となるのだ。通信速度は最大3Mbpsまでだが、メールやSNSの利用には十分。バッテリー残量が少ないときにも利用するといいだろう。

 また一定時間経過後に自動的に休止状態へ移行する「自動省電力設定」を利用すれば、最大約1000時間もの待ち受けが可能となる。休止状態から復帰するには本体の電源ボタンを約2秒間長押しする必要はあるが、充電ナシでもこれだけもつのは非常にありがたい。3~4日間利用しないまま充電するのを忘れたとしても、まったく問題なく利用できるはずだ。

「クイック設定WEB」の電源設定から、自動省電力設定を変更しておくことで、最大約1000時間もの待ち受けが可能となる

 復帰するためにボタンを操作したくないなら、自動省電力設定に「ウェイティングモード」を設定しておくといい。モバイル機器のWi-Fi接続がオフになると一定時間経過後にウェイティングモードへ移行し、この状態から最大約30時間の待ち受けが可能となる。モバイル機器のWi-Fi接続を有効にすると「Aterm MR04LN」がすぐに起動するので、復帰のためのボタン操作がないのが便利だ。

 また専用アプリ「Aterm Mobile Tool」を使うと、スマートフォンやタブレットから休止状態へ移行できるほか、復帰もアプリから行なえる。リモート起動が可能な休止状態での待ち受け時間は最大250時間だ。

iOS/Android用アプリ「Aterm Mobile Tool」

休止状態への移行や、休止状態からのリモート起動が可能。カバンの中に「Aterm MR04LN」を常に入れておき、スマートフォンやタブレットで確認するということが手軽に行なえるようになる

 「Aterm MR04LN」にはさまざまなバッテリー節約手段が用意されており、ユーザーの利用スタイルに合わせて運用できる点がメリットだ。さらに「Aterm MR04LN」はモバイルバッテリーからの充電も可能なので、バッテリー切れの心配はほぼないといっていいのだ。

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