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多分アレができるはずだから史上初のアレだと思う

謎多き真空管「Nutube」参考展示品の魅力を夢想してみる

2016年02月20日 12時00分更新

文● 四本淑三

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30年ぶりのFMシンセ「volca FM」

 Nutubeの試作品以上に突然出てきてビックリしたのは「volca FM」です。あ、コルグも「FM」って言っていいんだ、と思った人は多分私と同じくらいの年寄りです。

 FM音源を積んだ単体のハードウェアシンセとしては「DS-8」以来ということになるのでしょうか。もっとも当時は「ニュータイプの8ボイスデジタルシンセサイザー」ということで、FM音源とは説明されていませんでした。当時のコルグは経営難からヤマハの傘下に入り、技術供与を受けて成立したのがDS-8だったという背景もあったかもしれません。

 さて、現代のvolca FMですが、参考出品ということで、これもメーカーから情報はリリースされていません。ただ、そこに置いてあったなにか。それがvolca FM。しかしながらYouTubeの動画は大量に上がっており、そこで語られていたアウトラインは以下のとおりです。

 音源は6オペレーター、3ボイス。volcaらしく電池駆動でスピーカー内蔵の単体で鳴らせる仕様。ステップ・シーケンサーとモーション・シーケンスもあり、32プログラム、16シーケンスパターンをメモリーできる。volcaシリーズとしては、7セグメントの赤いディスプレーが目新しいかも。

 もうひとつコルグは「KORG STAGEMAN」というラジカセ型リズムマシーンを展示していました。トーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」という映画の冒頭で、デビッド・バーンがリズムマシンの音を入れたラジカセを持って登場するのですが、アレの代わりにコレを持って出ればよかったのではないかという感じの製品です。ただし、これは画像を手配できませんでしたので、省略。

 以上、NAMMショー2016コタツ記事これにて終了。まとめてみますと、iOSアプリの使われ具合を睨んだBluetooth MIDI対応製品の台頭、ローランドの躍進、モジュラーシンセのさらなる盆栽化、minilogueほしい。そんなところでしょうか。個人的には、来年は現地のプレスルームにドローンを用意してもらい、遠隔操作で取材や撮影ができればいいのに、などと勝手なことを思っています。またらいねん!



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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