このページの本文へ

確定申告のやり方ガイド 第22回

その経費、事業で収入を上げるために必要か!?

確定申告で経費になる領収書、ならない領収書の見分け方は?

2016年02月08日 09時00分更新

文● コジマ/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 確定申告で経費になる/ならない領収書の見分け方は、何を基準と考えればよいのでしょうか。もちろん、なんでもかんでも必要経費になんてできないのは当たり前ですが……。

A:その事業で収入を上げるために必要なものであることが大事

 何が経費になるか、どこまで経費になるかは、業種や個別の内容によりますが、その事業で収入を上げるために必要なものであることが大前提となります。

 必要経費には、大きく分けて“売上原価”と“販売費・一般管理費”があります。売上原価というのは、その売上に直接かかわっている経費で、たとえば商品を売る場合なら商品の仕入れそのもののことです。販売費・一般管理費というのは、たとえば店舗家賃や光熱費など、売上に直接はかかわらないけれども事業を行なう上で必要なもののことです。

 同じ支出でも業種や個別の内容によって違ってくるものです。飲食代ひとつをとってみても、それが取引先との会食であれば“会議費”や“交際費”ですし、グルメライターの題材であれば“取材費”となります。もちろん、私的な飲食代であれば必要経費ではありません。

 ○○が△△の事業に必要だから、経費で落ちる……という考え方ですね。

 ちなみに必要経費については、「確定申告最大の謎を解き明かす」でも詳しく解説しています。

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所

MSIが変える、未来のクリエイターを育てる教育環境

アスキー・ビジネスセレクション

ピックアップ