1000円以下でも高速! トランセンドのSD/microSDカードリーダーが実にいい
2016年01月19日 12時00分更新
小型記録メディアは、これまでいくつも登場し、また今も登場し続けているが、SDメモリーカードとmicroSDカードが広く普及している。
デジタルカメラやビデオカメラ、スマホ、タブレットがその用途の中心といったところだが、データのインポート/エクスポートの際にお世話になるのが、カードリーダーだ。
ノートやデスクトップにも標準で搭載されていることが多いが、速度が出ずにやきもきした経験はないだろうか。また外部接続のカードリーダーでもカタログスペック通りの性能があまり出ないこともあるため、悲しみを背負ったことはないだろうか。
今回は、そんな部分を1000円以下で解決してくれるトランセンドの「RDF5」をチェックする。実売価格800円前後で、カードリーダーとしては売れている製品だ。
USBストレージっぽい見た目のカードリーダー
RDF5は、SDメモリーカードとmicroSDカードに対応するカードリーダーで、ビジュアルはUSBストレージを少しサイズアップしたものとなっている。
サイズは、幅56×奥行き24×高さ8.9mm、重量約18g。側面にSDメモリーカードスロットとmicroSDカードスロットを備えている。いわゆるカードリーダーは、USBケーブルを必要とするが、それが不要なデザインであるため、カバンに忍ばせておいたり、ノートPC中心であれば、使用するときだけ挿し込んだりといった使い方ができるだろう。
接続はUSB 2.0/3.0となっており、対応するメディアはSDHC (UHS-I)、SDXC (UHS-I)、microSDHC (UHS-I)、microSDXC (UHS-I)と、価格帯的に入手しやすい高速なSDメモリーカードを使用できる点も実売価格からするとお買い得なものだ。
なお、運用時の注意点としては、SDメモリーカードスロットとmicroSDカードスロットは排他であること。2枚同時には認識せず、先に接続されたほうをOS側が認識する。
ひとつ気になる部分としては、端子部分をキャップで保護する形となっているが、キャップホルダーやベルトもない。
そのため、出先中心での運用となるとロストする可能性が高さそう。そのあたり対応したバージョンを期待したいのは、次頁でのテストの結果から素直なお願いになる。
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