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パイオニアVCの「xSync」採用

長野・喬木村の小学校で遠隔合同授業、ICTで「思考共有」

2016年01月19日 06時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 ブイキューブグループのパイオニアVCは1月18日、文部科学省の実証事業で「xSync」が採用されたと発表した。人口減少社会において、ICT活用による教育の品質維持・向上の取り組みとして、長野県下伊那郡喬木村の小学校で遠隔合同授業が行われた。

 ブイキューブグループは、教育分野におけるビジュアルコミュニケーション活用を成長戦略の柱の1つとして取り組んでいる。その中核を担うのがパイオニアVC。

 今回、文部科学省が推進する「人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上にかかる実証事業」の参画自治体である喬木村に、学校統合が困難な中山間地域にある小学校2校で遠隔合同授業を実現する仕組みとして、ビジュアルコラボレーションサービス「xSync Prime Collaboration」を提供した。

 喬木村は、人口減少・少子高齢化による学校規模縮小にあっても教育の質の維持向上を図っていくため、ICTを活用した教育に力を入れている。小規模校の児童・生徒に対しても、普通規模校と遜色のない学びの環境で、「一斉学習」「個別学習」「協働学習」「合同学習」など多彩な教育が行われている。その実現に向けて、遠隔テレビ会議システム、遠隔電子黒板システム、タブレット端末を効果的に活用できるアクティブラーニング教室の整備も進めてきた。

 2015年12月18日の公開授業では、小学校4年生の算数で遠隔合同授業が実施された。喬木第一小学校の生徒26名と喬木第二小学校の生徒6名が参加し、喬木第二小学校の先生からは、「子どもたちはさまざまな考えや意見に触れるようになり、 考えの幅が広がるようになった」などの声が挙がった。

 「xSync Prime Collaboration」では、それぞれの学校に設置された電子黒板の画面や音勢を共有できるだけでなく、両校の生徒児童の考えを電子黒板でリアルタイムに比較表示させ、思考の共有も可能なのが特長という。

 授業への集中を妨げない音声品質にもこだわり、遠隔にいる先生からの声が途切れず、遠隔授業を受ける小学校側の児童・生徒が集中しやすい環境を実現する。また、相手校の黒板に書かれた内容や、児童・生徒の表情などを拡大して送受信するカメラとの組み合わせで、遠隔地同士であっても理解度を確認しながら授業が進行できるとしている。

 なお、長野県下伊那郡喬木村の市瀬村長は次のようにコメントしている。

 「喬木村では、タブレット端末を活用した個別学習による基礎学力向上、電子黒板とタブレット端末の活用による協働学習による情報活用能力だけでなく、小規模校と普通規模校を遠隔テレビ会議システムを活用して合同授業を取り組んでいます。遠隔電子黒板システムが学びの過程を瞬時に共有し可視化され、協働学習支援ソフトを活用する事で10人以下のクラスメートでは体験できなかった多様な意見に接する機会ができること、今まで発言できずに埋もれがちであった意見が一覧表示されることで全員参加型の授業が可能になることから、規模の大小に関係なく両校のメリット・デメリットの解消に繋がる効果を期待しています」

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