Windows 10のContinuumもサポート
「HP Spectre 13-4100 x360 Limited Edition」のディスプレーは13.3型フルHD(1920×1080ドット)液晶で、IPS方式。高輝度で視野角も広く、見栄えのするディスプレーとなっている。映り込みはあるものの、それほど激しくはないので屋外でも比較的見やすい。タッチ操作にも対応しており、ディスプレーは外枠との段差もないため、操作しやすいだろう。
Windows 10のContinuumもサポートしており、ディスプレーを回転させてタブレットモードにすると自動的にタブレット操作に適したUIになる。タッチ操作は、ダイレクトにディスプレーに触って操作できるため、キーボードやタッチパッドと使い分けをすると操作が快適だ。
Continuumは、アプリケーションも全画面表示になって一般的なタブレットのように操作できるが、専用のUWP(Universal Windows Platform)アプリでないと真価を発揮しない。現時点でUWPアプリは数が限られており、このあたりは今後の普及に期待したいところ。とはいえ、従来のデスクトップアプリを全画面で操作することで、UWPアプリに近い操作はできる。
ディスプレーに関する設定のうち、「テキストやアプリ、その他の項目のサイズを変更する」がデフォルトで150%になっており、フルHDディスプレーながらかなりUIが大きく表示されているため、タッチ操作がしやすい。その反面、UIが大きくなりがちなので、このあたりは好みに応じて使い分けるといいだろう。
キーボードは入力しやすく、打鍵感は良好
キーボードは、キーピッチが実測で19mm。十字キーがちょっと特殊な以外は、キーサイズは一般的で打ちやすい。キーストロークは約1.5mmで浅すぎず深すぎず、打鍵感は良好だ。
キーボードにはバックライトも搭載しており、「F5」キーにバックライトの点灯が割り当てられている。バックライトをオフにすると「F5」キーだけが光る仕組みで、暗所でもキーボードライトが分かりやすい。
イメージパッド(トラックパッド)はかなり大型で、タッチジェスチャーに対応している。パッドをタップするか押し込むとクリック、2本指のタップで右クリック、2本指のスワイプでスクロールといった基本的な動作も滑らか。ピンチイン・アウトで拡大縮小も可能。ブラウザや画像の拡大縮小だけでなく、デスクトップでアイコンを拡大する、といった操作もできる。
イメージパッドは、このほかにも、3本指の左右スワイプでアプリ切り替え、上下スワイプでウィンドウの最小化・復元、3本指タップでCortanaの起動、4本指タップでアクションセンター表示にも対応している。ここまでできるのなら、ぜひ2本指スワイプで進む・戻るあたりの操作もサポートしてほしいところだ。