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「Libretto」っぽい雰囲気!? 東芝の5万円タブレットPCを買ってみた

2016年01月03日 15時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

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悩んだ末に実用性をチョイス……
dynabook N40を購入

dynabook N40のデスクトップ。Windows 10で100%表示の状態(デフォルトは150%の拡大表示)だとブラウザーの文字が極小だが、それこそが高解像度の証

dynabook N40のデスクトップ。Windows 10で100%表示の状態(デフォルトは150%の拡大表示)だとブラウザーの文字が極小だが、それこそが高解像度の証

 結局、実用度を優先してN40のほうを買ってしまった。購入動機の根本が揺らいでしまった形だが……。

 まだあまり使用していないが、使用感を正直に書いてみたい。まず、素晴らしい点は画面解像度。1920×1200ドットというフルHD超の解像度は、1366×768ドット、または1366×800ドットの機種と比較して明らかに作業しやすい。10.1型の小さい画面であったとしてもだ。

 ちなみに、解像度はN29も同じ。画面が大きいのに解像度が低いよりは、8.9型であっても高解像度がいい、と個人的に思った。

物理コネクターで接続されたキーボードと画面が分離。画面はタブレットとして使える

物理コネクターで接続されたキーボードと画面が分離。画面はタブレットとして使える

タブレット側にmicroUSBとmicroSDカードスロット、microHDMI端子を装備。充電はmicroUSBで行なう。キーボード側にはフルサイズのUSB端子を搭載する、USBは2.0だ

タブレット側にmicroUSBとmicroSDカードスロット、microHDMI端子を装備。充電はmicroUSBで行なう。キーボード側にはフルサイズのUSB端子を搭載する、USBは2.0だ

反対側の側面。キーボード側に2つ目のUSB端子がついている! これは便利

反対側の側面。キーボード側に2つ目のUSB端子がついている! これは便利

 次いで、重量もいい感じ。キーボードドックと一緒の状態で約1094gと軽量。これらな常日頃持ち歩いても苦にならない重さだ。

Ultrabookから乗り換えると
さすがにパフォーマンスが気になる

 一方で、ちょっと期待とは違うと感じたのがパフォーマンス。起動時のロードがやや遅かったり、ウェブブラウザーを開くときに数秒待たされたりと、なんとなくもっさりしている。

 そこで、普段よく使うアプリケーションの動作をシミュレートする「PCMark 8」でベンチマークを取ってみた。

N40のベンチマーク結果

N40のベンチマーク結果

 結果は上の通り。総合スコアは1275という値だった。

 比較対象がほしいところだが……筆者は会社で東芝の「dynabook R63」を使っている。2015年夏に発売されたモデルで、Core i7-5500U(2.4GHz)を搭載したモバイルノートの上位機種だ。

 普段会社で使っているPCとどのくらい性能差があるのか――比較対象としては釣り合わないのを承知の上で、同じようにベンチマークを取ってみた。なお、dynabook R63のOSはWindows 7(32bit)という点でも、厳密な比較検証ではないのでご了承いただきたい。

「dynabook R63」のベンチマーク結果

「dynabook R63」のベンチマーク結果

 R63の総合スコアは2845。N40は半分以下のスコアとなったが、そもそもR63は18万円超(発売時)のモデルであり、そう考えれば価格相応のパフォーマンスと言える。

 まあ、昔(2009年頃)のAtomや、それ以前のCrusoeなどと比べれば処理能力は雲泥の差と言っていいほど高速である。少なくともウェブブラウザーの起動から表示されるまでに1分以上かかるという“苦行”を経験した筆者にとっては、ほどよいストレス感で使え気がする。

 というわけで、2016年はN40が筆者のモバイル活動のすべてを担うことになる。もう少し使いこなすのに時間がかかると思うが、大いに活躍してくれることを期待している。

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