破綻はしていないが、やや変な日本語があちこちに
まず一目惚れしたのが、パッケージに「イヤホン-ケーブル。でございます」なる強烈なコピーを引っさげたイヤフォンである。
そして上部に「むしろ価格より品質」と書かれている。「むしろ」をいきなり出すセンス。そのコピーを信じ、他社のイヤフォン製品よりは高価なイヤフォンを250バーツ(約850円)で買ってしまった。
ちなみにもう少し高級なヘッドフォン製品では、「Raijinライトニングボルト」というネーミングの製品も。
「パッケージに変な日本語があるだけだろう」と思った筆者を驚かせたのは、USBジョイパッド「フレンズ。」である。フレンズと書いて「Furenzu」なのもポイントが高い。本体にもカタカナで「フレンズ。」の刻印があり、これは買わねばと、ついで買い。ナイロンコード採用なのもいい。
さらに、マウスにも日本語が。「アライグマ」「トレンディマウス キューティー」「タンク(TANKU)」というカタカナ名称の製品がある中、「ダウンタウン」というワイヤレスマウスを購入。
当然「ダウンタウン」と書いて「Dauntaun」である。DPI変更スイッチを備えた一般的なワイヤレスマウスではあるが、本体に味のあるフォントでダウンタウンと刻印されているのを見て購入。
ちなみに、キーボード製品では「メテオストーム」という製品があり、通電するとキーボード本体の「メテオストーム」のカタカナが光るという製品がある。キーボードは大きめなので断念したが、買えばよかったと後悔している。
「こうなったら年の瀬だし新しいものに交換だ」とばかりに、モバイルBlutoothスピーカー「ライデン トーヨーTOYO」を購入。
なぜライデンでトーヨー(TOYO)なのか、そもそもトーヨーとは何かが不明だが、microUSBでチャージし、microSDカードスロットがあり、Blutoothで通信するあたり、これまた仕様的にはごく一般的な製品だ。
ちなみに、この手の製品で定番の接続の通知音声は、日本語ではなく英語だった。ちょっと残念。
マウスパッドで「ウォーターメロン」と書かれた製品も購入。アニテックの「ウォーターメロン」と書かれた製品はキーボードにもあるが、よくよくパッケージを確認すると、ウォーターメロンと書かれたマウスパッドはノンブランドで、アニテックのニセモノのようだ。
ニセモノまで出るほどアニテックは人気なのか、はたまた日本語が魅力的なのか。中国ではメイソウを通して日本認知がさらに広まったように、タイではアニテックを通して日本認知がさらに高まるのか。タイの日本語熱がますます高まるか今後に期待したい。
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