写真の一時バックアップはポータブルSSDがいいかも……最大1TBのSSDを試す
2015年12月22日 12時00分更新
ポータブルストレージにはHDDとSSDがある。USBストレージやSDメモリーカード自体も持ち運べる保存領域なのでポータブルストレージに属するが、重要なデータの持ち運びや容量を考えると、多くは外付けHDDに着地することが多いだろう。
ただ、HDDの問題としてはスピンドルなので衝撃や振動に対しての弱さがあるし、書込/読込速度の遅さがある。その場で大容量のファイルをさっさとバックアップしておきたいと考えた場合、速度面からSSDやUSBストレージになる。今回は「Transcend ESD400」シリーズをチェックしたい。
コンパクトながらも地味に忘れにくい大きさ
Transcend ESD400シリーズには、128GB/256GB/512GB/1TBの4種類があり、筐体は共通して幅92×奥行き62×高さ10.5mm、約56gになっている。実売価格は、128GBで1万円前後、256GBで1万5000円前後、512GBで3万円前後、1TBだと5万円前後となる。
USBストレージの場合、小型すぎるため、うっかりなくすことが多いのだが、ESD400の場合はそこそこの大きさで忘れにくく、またシールなどを貼って目印をつけるといったこともやりやすい。
接続はUSB 3.0かUSB 2.0に対応。UBS 3.0は最大5Gbpsであるため、理論値で640MB/sと、データのやり取り用として問題ない。また本製品はUASP(USB Attached SCSI Protocol)にも対応しており、非対応が目立つUSBストレージに比べて大量の画像ファイルなどデータ転送面での強さがある。
使い方としては、とりあえず、PCに接続すればよく、その時点でストレージとして認識してくれる。
また、本体には自動バックアップボタンがあり、ESD400シリーズに対応するアプリケーション「Transcend Elite」をインストールしている場合、ボタンひとつでバックアップを実行できる。
後述しているが、特定のフォルダーのみバックアップするといった設定も可能なので、重要度の高いファイルを多重バックアップしたい場合にもいい。
(次ページに続く、「過不足ない性能、128GBか256GBが狙い目」)
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