dynabookも5万円台!? 低価格なモバイルPCを探すなら2-in-1 タブレットを狙え!
2015年12月14日 10時00分更新
最新Atomの10型2-in-1 PCが6万円台で!
HP「Pavilion x2 10-n100」
どうせ買うなら最新型というなら、同じAtomプロセッサーでも最新のCherry Trail世代であるAtom x5-Z8300を搭載したHP「Pavilion x2 10-n100 スタンダードモデル」も検討してほしい。
HPの直販サイトでは5万9800円~と表示されているが、消費税、送料込みで支払い額は6万7824円となる。
価格がやや高めだが、Atom x5-Z8300は最新の省電力PCということで、前世代よりも一歩上のパフォーマンスを持っている。液晶も10.1型のタッチ対応のIPS液晶となり、8型よりもゆったりと画面を見ることができる。持ち運びを別とすれば、モニターは大きいほうが使いやすいのは間違いない。
そのほかのスペック、メモリーは2GB、ストレージは64GBのeMMC。なお、直販モデルのほかに量販店向けモデルもあり、Office Mobile プラス Office 365 サービスが付属して直販より少し高い約7万円程度の実売価格となっている。
キーボードは合体式で電気接点で結合される。無線を使っていないので、電波が多く飛び交っている場所でも不安なくキーボード操作ができることがメリット。
モニターが大きいことにより、キーボードのサイズもゆったりとしていることと、手前にパームレストがあるので使いやすい。ただし、カーソルの上下キーとパックスペースキーが小さくなっているので、常用する人は購入前によく確認してほしい。
キーボード側はクラムシェル型と同様のヒンジがあるため、好きな角度で止めることができ、膝のせで使用することも可能。合体は本体の凹部とキーボード側の凸部が噛みあわさる形で、強力なマグネットで吸い付けられる。取り外しは力を入れて引く抜くだけでいいが、少し力が必要なところと、ロックがないので不慮の分離には注意したい。
本体にはType-CのUSB 2.0ポートがあり、ACアダプターの電源はこちらから供給される。当面は電源供給くらいにしか使わないと思うが、いずれ増えてくるType-C形状のUSB接続アクセサリーの対応ができると思うと安心だ。
実際に使ってみても、世代が新しいだけに全体的に動作が機敏な印象。とはいえ、上位のCore i3やi5でSSDを搭載したPCと比べてしまうともたつくシーンもある。前世代のBaytrailよりも上だが、大きな期待を抱きすぎて触ると少しがっかりするかもしれない。
なお、選ぶときは型番によく注意してほしい。外見がほぼ同型でCPUの世代が古い「Pavilion x2 10-n000」があり、末尾の記号がない「Pavilion x2 10」はカバー型キーボードのさらに古いモデルとなる。
市場にはまだ複数の世代が混在して売られているため、購入検討は型番の末尾と搭載CPUをしっかり確認してほしい。
- CPU:Atom x5-Z8300(1.44GHz)
- メモリー:2GB
- ストレージ:eMMC 64GB
- モニター(解像度):10.1型(1280×800)
- USB(本体/キーボード側):3/0
- microHDMI:○
- OS:Windows 10 Home 64bit
- サイズ/重量(タブレット):幅265×奥行き175×高さ10mm/595g
- サイズ/重量(キーボード込み):幅265×奥行き183×高さ16.7mm/1015g
(次ページに続く、「1920×1200モニター搭載の国産機が5万円台から 東芝の2-in-1 PC dynabook N29」
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