ほぼスマホの中身、というよりスティックPC的なものがすぐできる
15ドルで64bitクアッドコア! Androidも走るワンボードパソコン
2015年12月11日 17時42分更新
クラウドファンディングKickstarterにてAndroidも走るパワフルなワンボードコンピュータ「pine64」が1日強という急速な勢い資金を獲得、現在も次々と資金が集まっている。
PINEは5×3.125インチの基板で、CPUにCortex A53(クアッドコア、1.2GHz)を搭載、GPUにMali400-MP2(タブレットなどに搭載されているビデオカード、デュアルコア)を採用して4K映像出力も可能なハイパワーが特徴。メモリ512MBのPINE A64と、1GBのPINE A64+の2つのモデルが用意される。
USB×2、4K映像出力などを供えるほか、有線ネットワーク端子(A64+はGigabit、A64は10/100Mbps)を装備し、A64+はカメラや液晶モニター、タッチパネル用のポートも装備。ストレージはmicroSDカードで、基本的にオープンソース・プラットフォームなのでLinux OS(ubuntu)やAndroid 5.1などに対応する。電源消費は2.5~3.5Wと少なく、microUSB端子からの5V給電または3.7Vのバッテリーからの電流で動作する。
A64は15ドル、A64+は19ドルという価格の安さがポイントで8GBのmicroSDとAndroid OSとのセットでも59ドルと格安なのが特徴。すでにRaspberry Pi(32bitデュアルコア)にはZeroで5ドルという格安ボードが登場して話題となっているが、スマホやタブレットなみの処理能力で15ドルという価格はかなり魅力と言えよう。