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エレコムから2シリーズ計5製品登場!SSレアな左利きモデルも

トラックボール新製品ラッシュに大歓喜!EX-G&DEFT試用レポート

2015年12月15日 11時00分更新

文● 飯島範久 撮影●篠原孝志(パシャ) 編集●ASCII.jp

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変則トラックボール使いのハシモトもニッコリ

トラックボール代表編集者・ハシモト

 いまではすっかりThinkPadのトラックポイントに頼りきりの僕ですが、往年のトラックボール派として試用してみることに……。

 結果から言うと、これいいですね。とくに“DEFT”M-DT1DRBK。

 数年前まで使っていたのも人差し指操作タイプ、製品名で言うとMarble Mouseとかなので、やはり親指で回すよりもしっくりきます。このあたりは好みというかトラックボール遍歴の違いですね。

 まあ、それ以前からノートPCもスティック型ポインタデバイス採用製品しか使っていないので、人差し指で操作できるタイプのトラックボールは、身体に合ったということもあるのでしょう。

 そもそも僕がトラックボールを使い始めた理由は、あるときマウスとマウスパッドの相性が壊滅的に悪くなり、「なんで思い通りに転がらんのだ! 許せん!」とマウスをぶん投げたところにトラックボールが鎮座していたからです。

「これ全部新製品なの!?」

 で、試しに使い始めてみたところ、思い通りの箇所にカーソルがピタッと止まる使いやすさにやられてしまったというわけ。

 それ以来、しばらくコロコロやっていたのですが、当時あまりの忙しさに机上の書類が爆発してしまい、恐ろしいことにトラックボールすら置けない状態に……。

 それで仕方なく、ディスプレーの上にトラックボールを置いて使用し始めたところ、これが大ヒット! いや本当に。存外に心地よく、腕をというか腕の筋をほどよく伸ばしながら使うので疲れづらい。

かつての使用法を再現。本来であればCRTディスプレーの上なので、トラックボール本体も安定するというのだが……

 というわけで生涯執筆量の何分の一かを、手元のキーボードとディスプレー上のトラックボールで生産したのでした。

トラックボールの多ボタン化は大正解

 そんなパーソナリティーを持つ僕がエレコムの新製品を使ってみたのですが、前述の通り、“DEFT”M-DT1DRBKとの相性は抜群。往年の名機、Trackball Explorerの右側にあった2つのボタンを1つ左側に移動したような使い勝手で、センターにボールがあるタイプを使っていた人には馴染み深い操作感ですね。

 そして、いーじまさん同様、エッジに3つボタンが並んでいるのもポイント。ウェブ媒体になって画像も自分で加工する機会が増えましたから、Photoshop系の操作を当てはめられるボタンは多いほどうれしいです。「エレコムマウスアシスタント5」はその点優秀。

 できれば右側面の普段は触らない場所にびっしりボタンがあってもよろしくてよ、とか思いますが、それは無茶振りというものでしょう。

正直、トラックボールの新製品が出た! というだけで操作感とか面倒な話は全部吹っ飛んでるんですけどね。こちらが身体をなじませますよ、はい

 一方、親指操作タイプの“EX-G”M-XT2DRBKはカーソル減速ボタンの存在も合わせて、マウスからの移行者に優しいトラックボールでは。何より上面の配置がマウスと変わらないので、違和感なく使い始められますし、最初は思い通りに動かないカーソルも、減速ボタンのおかげでなんとかなるでしょう。

 懸念があるとすれば、親指でのコロコロ具合と画面上でのカーソル移動方向が合っていないので、慣れるまでちょっと時間がかかりそうなこと、ぐらいでしょうか。逆に、親指操作タイプのトラックボールユーザーにはノープロブレムでしょう。

 最近は机上の惨状も落ち着いてきたことですし、もう一度コロコロしてみるのもオツなものではと思っています。その際の相棒は“DEFT”M-DT1DRBKでしょうかね。

トラックボール派はマストバイ!腱鞘炎気味のアナタも試してみて

 トラックボール派の人なら、この待望の新製品を購入するでしょ。もう今後新製品が出ない……なんて事態になっちゃうかもしれないし。

 一方マウス派の人は、一度量販店などで触ってみてほしい。今回紹介したように設定をちょっといじるだけでも操作しやすくなり、マウスと遜色ないレベルまで操作できるようになるだろう。またマウスと違って手を本体にしっかり預けられるから、これまで手首に負荷がかかっている人には乗り換えをオススメしたい。

 親指操作か人差し指操作かは、お好み次第だが、人差し指操作のほうが中指を添えられるのでコントロール性は高い。ボタンの数が違うので、そういった機能性の観点で選ぶというのもありでしょう。

製品裏側にQRコードが! スマホで読み取れば、サポートサイトへ直接行ける。困ったときに便利

 余談になるけど、最近のエレコム製品のいいところは、マニュアルやパッケージにQRコードを入れて、スマホで読み取ればすぐサポートのページが見られるところ。今回の製品は、本体裏側にQRコードが印刷されているので、困ったときにマニュアルすら見なくてもいいのだ。

 エレコムのサポートページは随時更新されきめ細かく解説されており、初心者でもわかりやすくなっている。検索かけるよりはるかに早く確実に確認できるので、この取り組みはかなり重要であり、今後、製品選びのポイントのひとつになるにちがいない。

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