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「いいオーディオの基本」と言えるでき

8万円のソニーの本格Bluetoothスピーカー「CAS-1」が安いと言える理由

2015年12月05日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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 ああ、ソニーの「CAS-1」ですか。どうせ音はいいに決まってると思いますよ。でも値段が高いんじゃないですか。と、そんな風にスルーを決め込んだものの、連続するウェブ広告攻撃に私は耐え切れなかったのだった。……というのが前回までのあらすじ。

 CAS-1は、セパレート型のコンパクトなBluetoothスピーカーセットで、USB接続ならハイレゾ再生にも対応するという、卓上用としてはハイエンドとも言える製品です。たぶん作った人たちも気合が入っているでしょう。なにしろ名前に「1」番が付く製品なので。

 よし、早速セッティングして音を出してみようじゃありませんか。

 まず、届いた段ボールを開けてびっくり。やたら重い鉄板が入っているじゃありませんか。なるほど、付属品の「スピーカーベース」とはこれだったのか、と。

 CAS-1はデスクトップでの使用を想定した製品です。スピーカーの置き場所である机が共振すると、音が発生します。その音は設計に含まれていないので、狙った通りの音にならない。そこで設置面の制振を狙ったパーツが要るわけです。大抵のBluetoothスピーカー、特にワンボックスの一体型は、設置場所についてはあまり考慮されていませんから、この辺から別格感がうかがえます。

これがスピーカーベース。裏側、すなわち机の天板に接する面には、薄く小さな滑り止め兼防振素材が5点貼ってあります。重さを計ってみたら一枚530g

 そして、スピーカーの底面にはスパイク型のインシュレーターが付いています。底面にバスレフダクトがあるので、隙間を開けるために底上げが必要なのと同時に、机に伝わる振動の最小化を狙ったものと見られます。

 さらに、この標準装着品のほかに、長いスパイクが4本付属しています。前の2本を、この長いスパイクに交換すると、8度の迎角が付く。椅子に座ってノートパソコンに向かっている姿勢に最適化されるわけです。うまくできてるなぁ。

スパイク型インシュレーターの先端にはゴムチップが付いています

インシュレーターの取付面にも防振用のフェルトが貼られているという用心深さ

前面の2本を付属の長いインシュレーターに交換すると、デスクトップでの利用に最適な角度に

 もちろん迎角も付けず、スピーカベースも使わずにセッティングしてもいいわけです。昔はコンクリートでできたブロックやレンガの上に、ブックシェルフ型のスピーカーを置いたりしたものですが、机の上にそんなものは置けません。そこで最初から、こういうものが付属品として付いてくるわけです。

 さて、ごく普通にiPadからBluetoothでつないで、まず音にびっくりします。

(次ページでは、「CAS-1はいいオーディオの基本」)

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