ソニーは11月6日、フルサイズセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「RX1R II」(DSC-RX1RM2)を国内で発売すると発表した。12月中旬発売予定で、予想実売価格は46万円前後となる。
RX1R IIは米国時間10月14日に海外発表されたモデル。4240万画素という高解像なフルサイズCMOSセンサーを搭載し、ローパスフィルター効果のオン/オフが可能なのが特徴だ。
ローパスフィルターを2枚搭載し、その間に液晶を挟むことで光路を調整。このように光学的にローパスフィルター効果をオン/オフするのは世界初だという。
AFには399点の像面位相差センサーを搭載。コントラスト方式と併用する「ファストハイブリットAF」が利用でき、AF速度は従来機と比較して30%高速化しているという。また、AF追従で秒間5コマの連写も可能だ。
また、新たにポップアップ式のEVFを搭載。機構的には同社の「RX100 IV」に似ているが、ポップアップ後にファインダーを横に引き出す必要がなくなった。また、EVFの光学系にはすべてガラスレンズを採用し、0.74倍という倍率を実現している。
235万画素の有機ELパネルを採用し高精細で高彩度なほか、ZEISS T*コーティングのガラスレンズを採用することで、周辺部でも歪みのない映像を確認できる。
画像処理エンジンには最新の「BIONZ X」を採用。14bitの非圧縮RAW出力が可能になったほか、動画は50Mbpsという高レートなXAVC Sフォーマットで記録できる(解像度はフルHDまで)。
レンズは従来機と同じ35mm単焦点、F2.0の「ゾナーT*」を採用。感度は通常時でISO 100~25600まで設定可能で、拡張時には最大ISO 102400まで設定できる。そのほか、無線LANを内蔵し、NFCにも対応する。