毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースファンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
WQHD対応のゲーム向け液晶が続々登場
スマホやタブレットの内蔵ストレージを圧迫する写真や音楽などを、ネットワーク経由で手軽にたっぷり保存できるとあって、ビジネス用途だけでなく、ホームユーザーにもオススメなNAS。
ミラーリング可能なRAID1対応の2ドライブモデルで2万円程度と、手ごろな価格帯の製品や、スマホ向けやHDMIで直接リビングのテレビへ接続できる諾品などが増え、気になっているユーザーも多いだろう。
実際、先週末に開催された大手NASメーカーが勢ぞろいしたNASイベント「NAS EXPO 2015 秋」の会場には、数多くの人が来場していた。
機能や価格などで種類豊富なNASの人気も気になるところだが、今回はNASに搭載するHDDの人気モデルを、水冷関連やNAS、ネットワークオーディオに強いオリオスペックに聞いてみた。
NAS向けHDDド鉄板の「WD Red」が上位独占
NAS向けHDD 集計期間 4月20日~10月20日 オリオスペック | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | Western Digital「WD10EFRX」(WD Redシリーズ) (3.5インチ、1TB) |
1万1664円 |
2位 | Western Digital「WD20EFRX」(WD Redシリーズ) (3.5インチ、2TB) |
1万4904円 |
3位 | Western Digital「WD30EFRX」(WD Redシリーズ) (3.5インチ、3TB) |
1万8144円 |
4位 | HGST「0S03667」(Deskstar NASシリーズ) (3.5インチ、4TB) |
2万6784円 |
5位 | Seagate「ST1000NM0033」(Capacity3.5シリーズ) (3.5インチ、1TB) |
1万7064円 |
※価格は10月22日時点での価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
トップスリーはウエスタンデジタルのNAS向けHDD「WD Red」が独占している。そこでNAS向けHDDの動向をオリオスペックで聞いてみた。
「『WD Red』シリーズは、価格と各社NASで動作チェックが行なわれているなどの信頼性とのバランスが良いので、やっぱり人気がありますね。当店で購入される方は、ネットワークオーディオ向けとして利用する人が多いので、容量的には1TBや2TBモデルが売れ筋です。WD Redで音が変わった旨のレビューがオーディオ雑誌などに載ることも結構あるので、指名買いの方も多いです。」
「あと、価格はちょっと高くなりますが、ねらい目なのはHGSTのNAS向けHDD『Deskstar NAS』シリーズです。数台をNASに組み込んで販売していますが、壊れにくいように感じます。今のHGSTのHDDは、サーバーグレードのラインナップがメインなので、『Deskstar NAS』はNAS用といってもサーバーグレードなのかなと思います」とのこと。
ちなみに「WD Red」は筆者もQNAPの6ベイNASで使用中。2010年10月から6台(3TB×4 RAID5、3TB×2 RAID1)使用しているが、使用開始から2ヵ月で1台、1年半ごろに別のHDDが1台壊れたが、残り4台は24時間365日動作で3年間問題なし。残り2台も交換後は快調に動作している。
(→次ページヘ続く 「ショップに聞いた今週のオススメパーツ」)
