周辺機器にかろうじて足をかけている気もするが、またレンズである。今回はカールツァイス「Batis 2/25」。ソニーのフルサイズEマウントに対応するサードパーティー製レンズだ。
現状ソニー直系レンズ群において、まともな広角単焦点がないため、貴重な存在である。価格は15万前後になっており、カールツァイスのレンズ群からすると、比較的リーズナブルなゾーンに位置しているといえるだろう。
軽くてお散歩向けの広角単焦点レンズ
Batis 2/25は、Distagonタイプ(同社の逆望遠型の広角レンズ製品)で、8群10枚の構成になる。フィルター系は67mm、重量は335g、F値は2~22、最短撮影距離20cmといったベーススペックだ。
デザインはTouitシリーズを踏襲しており、兄弟レンズであるBatis 1.8/85と比べると、ガラスレンズの集合体的なみっちり感はやや少なめだ。
レンズ自体のサイズはレンズキャップ込みで92mmと、焦点距離25mmながら接写も耐えるといった部分で、広角というわりに意外とシーンを選ばない。
そのため、旅行に適するほか、とりあえず、持っていくレンズにもちょうどいいだろう。またレンズ重量は335gと軽量であるため、α7シリーズユーザーであれば、なるべく軽いシステムがいいというか、その軽さになれてしまってαマウントボディーを持つと「うへぇ……重い」と感じてしまう体になっている人もいるハズで、そういった人にもオススメできるものだ。
遊び心しかない有機ELディスプレー
レンズには有機ELディスプレーが搭載されている。MFもしくはDMF時のみに点灯し、合焦距離と被写界深度が表示されるというもので、遊び心しかないものだ(笑)。
スナップのときはまず使用することはないが、三脚を用意して風景を切り取りたいときには、理由不明の楽しさがあるため、ときおり、試したくなる人が多そうな印象だ。
(次ページに続く、「開放からシャープでコントラストがノリやすい」)
この連載の記事
-
第76回
PC
約5000円の3DイヤホンでVRコンテンツやゲームなどが楽しい! -
第75回
PC
入力補助デバイスとしていいかも! 約3000円で買えるゲームコントローラー風キーボード -
第74回
デジカメ
テキトーに撮ってもそれっぽくキレイな写真になる! ソニーのフルサイズ対応中望遠レンズ「SEL100F28GM」 -
第73回
PC
2180円のハイレゾ対応の極小USB DAC「SOUND BLASTER PLAY! 3」は外で使うのにいいかも! -
第72回
デジカメ
900gまで装備できる「3軸電動カメラスタビライザーPro」でヌメッとした動画を撮ろう! -
第71回
PC
4200万画素の非圧縮RAW写真が増えすぎたので、4Bay NAS「DS416play」を導入! -
第70回
PC
よく鍵をなくす人注目! 探しモノ用スマートアクセサリー「Wistiki」 -
第69回
PC
折りたたみでもエルゴノミクス配列! 打ちやすいモバイルBluetoothキーボード -
第68回
PC
PC作業しながら健康管理! 心拍数やクリック回数を記録できるマウス -
第67回
PC
空間を活かせそうなPCサラウンド「Sound Blaster X KATANA」 -
第66回
PC
VR用フットペダル「3D RUDDER」は普段のPC使いでもイカス多入力っぷり! - この連載の一覧へ