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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第136回

シャオミが中国でMVNOをスタート 失速するスマホ市場からの新展開は何?

2015年09月30日 16時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII.jp

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シャオミの目標は
「中国製品のイメージを変えたい」

 XiaomiのMVNOはハイテク企業のトレンドに沿うものといえる。Googleは2月末のMWCで明らかにした後に「Project Fi」として小規模ながら米国でMVNOサービスを発表している。Appleもうわさがある。

 まずはストレートなMVNOサービスを2種類揃えるようだが、今後はスマートフォンとセットにしての提携などさまざまな可能性がありそうだ。Xiaomiはさまざまな端末を持ち、MIUIなどのソフトウェア資産を生かしたホームオートメーション戦略も進めていくことだろう。個人的には、ネットワークサービスの低価格化だけではなく、ビジネスモデル側でも既存の通信事業者が考え付かないようなアイディアがMVNOから出てこないかと期待している。

 Xiaomiの共同創業者で、CEOを務めるLei Jun氏はWall Street Journalに対し、「中国製品のイメージを変えたい」と語り、中国発の国際ブランドを目指していることを隠さなかった。ブランドという点では、Huaweiも同じような目標を掲げている。個性が異なる2者がどのようにその目標を達成するのかが注目される。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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