旅行や出張に行く時、迷うのがノートパソコンを持っていくかどうかだ。モバイルノートであっても、長期の旅行など荷物が多くなる時は、なるべく最小限の物しか持っていきたくないので、パソコンを選択肢から外してしまいたくなる。しかし、旅行中に緊急でどうしても作業が必要になることも少なくない。また移動中などに使う場合、机がある場所でないと作業しにくい。
そんな時にオススメなのが、東芝のディスプレーが着脱可能なデタッチャブルノートパソコン「dynabook N40」だ。10.1型と小型で、キーボードドックから外してタブレットとしても使用できるので、場所を選ばずWindowsが使える。
また、Windows 10 Homeを搭載しているのも大きな特徴となる。Windows 10はタブレットモードを新たに搭載し、タブレットでもよりWidnowsOSが使いやすい仕様(関連記事)になっている。今回はdynabook N40の使い勝手を紹介する。
片手で持って操作できるギリギリサイズのディスプレー
dynabook N40のディスプレーは、10.1型で、解像度は1920×1200ドット。タブレットとしては大きいほうで、片手で持って操作可能なギリギリのサイズだろう。ただ、重さが約552gと軽く、30分ほど片手で持っていたがあまりてが疲れなかった。解像度もフルHD以上で、動画も十分楽しめる。飛行機や新幹線、夜行バスなどの長距離移動で暇つぶしに動画を観たい時などに最適だと感じた。
膝の上に載せて使うのにちょうどいいサイズ
新幹線や飛行機など、前に机がある場合はそこにパソコンを置けるが、机がないと膝の上に置いて作業する時もある。dynabook N40のフットプリントは幅258.8×奥行185.0で、膝の上に置いて作業する際にすごくバランスがよかった。キーボードはフルサイズで、打鍵感も悪くない。私は普段13.3型ノートを使用しているので、最初はキーを見ずに文字を打ち込むとたまに間違えることはあった。しかし、サイズ感に慣れてしまえば快適に使うことができた。
バッテリーの充電と消費に工夫が
dynabook N40で特徴的なのが、バッテリーの充電と消費の順番だ。充電はディスプレー部からキーボードドックという順番で充電される。これにより、急いでいる時などに充電すればすぐ使用できる。また、バッテリーの消費はキーボードドックからディスプレー部という順番になる。なので、バッテリーが切れるギリギリまで使い続けられるのだ。
キーボードドックには、USB 2.0端子×2を配置。マウスで1つを使用しても、1つ空きがあるので、別の周辺機器を使用しなくてはいけない時に便利だ。
旅行でも普段使いでも!
dynabook N40は、重さが約1094gと軽量でサイズも小さいので、旅行や出張など荷物がなる時に最適なほか、Office Mobileも標準搭載し、普段デスクトップで作業している人のサブPCとしても役立つノートパソコンだ。また、ディスプレーが着脱可能でタブレットとしても使えて、10.1型とタブレットで考えると大きめなので動画鑑賞や会社の資料の確認などもしっかりできるので、ノートもタブレットも持ち歩きたいという場合にも最適だろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook N40 |
CPU | Atom x5-Z8300(1.44GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 64GB フラッシュメモリー |
ディスプレー | 10.1型(1920×1200ドット) |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0 |
光学式ドライブ | ー |
インターフェース | ディスプレー部:MicroUSB 2.0端子×1、MicroHDMI端子×1、ヘッドセット/ヘッドホン端子×1、MicroSDカードスロット、キーボードドック:USB 2.0端子×1 |
内蔵カメラ | 前面:約200万画素、背面:約800万画素 |
サイズ/重量 | およそ幅258.8×奥行185.0×高さ21.6mm/約1094g |
OS | Windows 10 Home(64bit) |