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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第422回

曇天ならではの雰囲気もいい! 富士フイルム「X-T10」で猫撮影

2015年09月04日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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水を飲みたい猫……舌が出ているところを連写で!

 さて続いて別の日。小田原でロケがあり、帰途、古そうな神社があったので入ってみたら、境内にある古い橋の上で猫発見。

 欄干の外側の狭いスペースをとことこと歩いてる。さすが猫なんだが、しきりに池を気にしてる。

苔むした古い石の欄干の向こうを猫が歩いているとは誰も思うまい。ちょっと身を乗り出してカメラを向けたら、何かが気になる模様(2015年8月 富士フイルム X-T10)

苔むした古い石の欄干の向こうを猫が歩いているとは誰も思うまい。ちょっと身を乗り出してカメラを向けたら、何かが気になる模様(2015年8月 富士フイルム X-T10)

 どうやらこの猫、水を飲みたいらしい。

 水はそこに豊富にある。飲み干せないほどある。でも水面が遠くて届かない。無理しようとすればそのまま落ちちゃう。

 どうするか。

 くるっときびすを返し、橋のたもとから池のほとりへとととと歩いて行ったのだ。

器用に石を渡って池のほとりへ。どこから水を飲むか探しているようす。さて無事に水を飲めるか(2015年8月 富士フイルム X-T10)

器用に石を渡って池のほとりへ。どこから水を飲むか探しているようす。さて無事に水を飲めるか(2015年8月 富士フイルム X-T10)

 さあ無事水を飲めるか。ここでもまだ水面まで距離があるぞ。

 と思ったら、ちょうど石のこちらがわに、水面ギリギリに顔を出してる石があったのだ。

 よかったねえ。

 そして「ペロッと舌を出した瞬間」を撮りたくなったので、高速連写モードに切り替えて撮りまくったのでありました。

無事、低い石を発見。舐めてる姿を撮るためにシャッタースピードを上げて連写モードに。1枚くらいはピンクの舌がちろっと出てる瞬間が撮れるもんです(2015年8月 富士フイルム X-T10)

無事、低い石を発見。舐めてる姿を撮るためにシャッタースピードを上げて連写モードに。1枚くらいはピンクの舌がちろっと出てる瞬間が撮れるもんです(2015年8月 富士フイルム X-T10)

 よかったよかった。

 というわけで、もう秋。秋はカメラ持って散策するにも、猫と出会って戯れるにもよい季節。カメラを持って外に出ましょう。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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