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新旧のビジネスITニーズを満たす、柔軟かつ単一のインフラをハードウェアベースで構成

HPの新ビジョン「Composable Infrastructure」はなぜ必要か

2015年08月19日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp 写真● 曽根田元

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Composable Infrastructureに向けた旅路はもう始まっている

――Project Synergyのロードマップはどうなっているのでしょうか。最終的に、Composable Infrastructureはいつ実現するのでしょうか。

 Project Synergyは、「ソフトウェア自動化」、「Infrastructure as Code」、「継続的サービスデリバリ」、そして「HPの“The Machine”技術の統合」という4つのフェーズで進んでいく。現在は第1フェーズだ。

Project Synergyのロードマップは、4つのフェーズに分かれている。最終的には、巨大かつ超柔軟なリソースプールを実現可能できる“The Machine”ハードウェア技術とも統合する

 第1フェーズでは、統合APIの提供とオーケストレーションツールとのインターオペラビリティ実現を目指す。先ほど紹介したように、このフェーズにはすでに着手している。

 第2フェーズになると、どんなワークロードでも実行でき、どんなデータでも保存できるインフラが実現する。また、インフラのコード化により、サービスデリバリが迅速化する。

 そして第3フェーズには、自動化―管理―分析のエンドツーエンドの統合を実現し、最終フェーズでは“The Machine”ハードウェア技術(関連記事)との統合を図る。

 第2フェーズから先は将来の話なので、現在はまだ「いつ実現する」ということは言えない。とはいえ、顧客はすでに、コンバージドインフラやコンバージドマネジメントのソリューションを通じて、スピード、信頼性、自動化、リソースの解放といったことを実現できる。エキサイティングなことに、この“旅路”には今すぐにでも出発できるのだ。

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