前回に続いてまだ梅雨が明けてない、今にも降りそうな日。古い街を散歩してたら雨がぱらついてきた。
傘を持ってない私は(家を出るときに雨が降ってなければ傘は持っていかないので)、本降りになる前に駅に向かおうと、近道をすべく、iPhoneを見ながら狭い路地を突き進んでいたのである。
そしたらいきなり公園に出た。狭い通りにしか面してない地元民しか知らないような公園である。多くの人が近道として公園内をショートカットしている。
でも、私にはそれができないのであった。
だっていきなりこれだったんだもの(冒頭写真)。こんな風に猫と目が合ってはもう動けないでしょう。
後ろの立て看板には「この公園の猫は、地域猫対策に基づいて、公園サポーターが管理していますので、エサやりはおやめください!」と書いてある。
ああ、これはいい公園だ。自治体が地域猫の存在を公に認めていて、毎日エサをあげて世話をする担当者がいるので他の人はあげないでくださいと書いてある。
ここにいる猫は地域猫として自治体が認めた猫ですよ、と、猫がいるからといって勝手にエサはあげないでね、猫の世話はちゃんと担当者がしてますよ、を示しているのだ。
一雨きそうな天候ながら人も多くて、猫も人に近づかず逃げ出さず、のんびりと過ごしている。
ということは他にも猫がいるのかなと見渡すと……そこら中におりました。びっくり。
塀の上で鉄条網も気にせず毛繕いしていたり。ちょこんと座ってじーーっと見つめ合ってくれたり。
そうそうこの写真、猫と同じ目線で撮ってるけど、私が這いつくばってるわけじゃなくて、ここ、公園内に数10cmの高低差があって、それを利用して撮ってるのだ。
そうこうしているうちに猫がどんどん集まってきた。
ということは、さてはそろそろごはんの時間だなと思って見守っていると、腕に新宿区の腕章を付けた人がやってきた。
ちゃんと「公園サポーター」だとわかるようにしているのだ。
都会には猫が住みづらくなっている昨今、このくらいきちんと世話をしてくれると人の猫も落ち着けてよいですわ。猫の去勢もちゃんとされているし(耳がカットされているからわかる)。
エサを食べている間は邪魔をしないように撮影は中断しました。
(次ページに続く、「何かを凝視する猫、その視線の先にあったのは……」
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