Ultrabookに超便利! USB 3.0×有線LAN×HDMIなマルチアダプターを試す!!
2015年07月14日 12時00分更新
ノートPCの薄化に伴って、かつては標準装備だった有線LANやHDMI出力を採用しないものも増えている。ビジネス向けとして展開するノートPCの多くはその限りではないが、モバイル重視でかつ軽量のものとなると、高い確率で有線LANやHDMIがないだけでなく、USBポートも少ない。
極端な例としては、USB Type-CしかないMacBookになるが、出張先やオフィスで使用する場合、外部出力や有線LANがないと不便、というシーンは多い。とくに出張時においては、宿泊先に有線LANしかないことはよくあり、また無線LANがあっても回線速度が理不尽なくらい遅いことも多い。
というわけで、今回は、そのあたりをカバーしてくれるアダプターをチェックしたい。製品は加賀ハイテックの「JUA375 HDMIギガビットイーサネットマルチアダプター」(実売価格9000円前後)だ。
USBポート×1があれば有線ネットも映像出力もOK!
HDMIギガビットイーサネットマルチアダプター
本製品は、PCのUSB 2.0/3.0ポートに差すことで、USB 3.0×1、GigabitEther×1、HDMI×1を追加できるアダプター。
USB 2.0で接続する場合は、転送速度的にフルスペックを発揮できないため、USB 3.0前提と思っておくといいだろう。サイズは、幅43.75×奥行き90.6×高さ18.6mm、重量は約58.5g。またケーブル長は145mm。カバンの中に入れるにしても、オフィスのデスク上で展開するにしても、旅先でも邪魔になりにくい。
セットアップには専用ドライバーのインストールが必要で、付属のCD-ROMからインストールするか、マニュアルに記載されているURLからのインストールになる。とくに専用アプリケーションを使用する類いのものではないため、邪魔になることはないだろう。インストール以降は、後述しているように、フツーに接続するだけでいい。
気になる部分としては、USB 3.0の帯域が足りるかどうかだが、USB 3.0は理屈上、5Gbpsの帯域まで対応しており、HDMI出力しつつ、有線LANを使用しても帯域の残りに余裕がある。
ストレージを取り付ける程度であればまず問題はないが、バスパワーで帯域を多く使用する製品、たとえば無圧縮でHDMIキャプチャーを実現するユニットなどの場合は、やや不安が残る。このあたりはよく使用する周辺機器との相談になるだろう。
(次ページに続く、「Macでの動画再生は厳しいかも……ネット接続は快適!」)
この連載の記事
-
第76回
PC
約5000円の3DイヤホンでVRコンテンツやゲームなどが楽しい! -
第75回
PC
入力補助デバイスとしていいかも! 約3000円で買えるゲームコントローラー風キーボード -
第74回
デジカメ
テキトーに撮ってもそれっぽくキレイな写真になる! ソニーのフルサイズ対応中望遠レンズ「SEL100F28GM」 -
第73回
PC
2180円のハイレゾ対応の極小USB DAC「SOUND BLASTER PLAY! 3」は外で使うのにいいかも! -
第72回
デジカメ
900gまで装備できる「3軸電動カメラスタビライザーPro」でヌメッとした動画を撮ろう! -
第71回
PC
4200万画素の非圧縮RAW写真が増えすぎたので、4Bay NAS「DS416play」を導入! -
第70回
PC
よく鍵をなくす人注目! 探しモノ用スマートアクセサリー「Wistiki」 -
第69回
PC
折りたたみでもエルゴノミクス配列! 打ちやすいモバイルBluetoothキーボード -
第68回
PC
PC作業しながら健康管理! 心拍数やクリック回数を記録できるマウス -
第67回
PC
空間を活かせそうなPCサラウンド「Sound Blaster X KATANA」 -
第66回
PC
VR用フットペダル「3D RUDDER」は普段のPC使いでもイカス多入力っぷり! - この連載の一覧へ